ざっくり派のLinuxとの付き合い方|ざっくりLinux!- 29

日本で一番人気のLinux、Ubuntu
【日本で一番人気のLinux、Ubuntu】

最近は、当ブログのLinuxに関する記事のPV数が増えてきたようで、いろいろご意見をいただくようになった。こんなざっくりとしたブログ記事について、ご教示いただけるとはありがたい限りであると同時に、少なからず訪れたユーザーに影響を与えてしまっていることに身の引き締まる思いである。
あいにくこんな記事をwwwで世界中にさらしている筆者だが、そもそもなぜLinuxに興味を持ち、使い始めるに至ったか、今後どう付き合っていきたいのかを一度整理しておこうと思う。

Linuxの教科書を書いているのではない

まずは、発端となった二つのご意見を紹介しよう。それぞれ個人情報は伏せてある。

WindowsのカーネルがWindows、
MacのカーネルはUNIX系のBSDだった気がしますが、、、

(「そもそも、なぜWindowsじゃなくてLinuxなの?|ざっくりLinux! - 21」に頂いたコメントより)

先日のNNLinuxの記事を拝見しまして意見を述べさして貰います。
NNLinuxは軽さを謳っており、コアなユーザーよりも古いPC等にインストールし『使える』事にするのが目的のLinuxであり。使う人よりもPCの事について考えられています。
記事を拝見する限り、貴方は性能の高いPCを使っているようですが、Vistaやme、2000時代のPCにもインストール出来ます。
又、Linuxの事についてあまりよく分かってない様なので助言しますと、『機能がなかったら自分で追加すれば良い』これがかなり大事です。

よろしくお願いいたします。

(「日本の高校生が開発したNNLinuxを試してみる|ざっくりLinux!- 18」について直接頂いたメールより)

おそらく、筆者が大した知識も持ち合わせず知ったような書き方でLinuxについてあれこれ書いていることに、我慢がならなかったのであろう。反省の限りである。
筆者もよく自身の本業(旅行業)について、大した下調べもなくTVで語っている評論家を見ていると、少し気になることはある。

頂いたご意見は、後学のために再度自身で調べていこうと思う。しかし、

このブログはLinuxの教科書を書いているのではない

ということ。

筆者がLinuxに興味を持ち使い始めるに至った最初のきっかけは、経営する会社のランニングコストを見直したことに始まる。数年に一度、OSのアップグレードのために費用を支払うことに疑問を持ち始め、調べるうちにLinuxに行き着いた。

厳密に言えば、オープンソース・ソフトウェアは無料ではない。どの開発者も、リリースしたソフトウェアが世界中のユーザーにとってより使いやすいものになるよう、常に開発を進めている。そのためには寄付は重要だ。
そのことは重々理解しながらも、やはり利益を追求する企業を経営するには、常にコストダウンを考えていなければならない。加えて、どのスタッフも使いやすいものでなければならないのが、備品としてのPCだ。だからWindowsをやめ、使いやすいLinuxOSを探すことに行き着いたのである。
結果としてMacとのコンビネーションによる社内LANになったが、脱WindowsのためにLinuxの「アウトライン」は押さえたつもりだ。あくまで自分のためのアウトラインで、Linuxについて正しい知識を身につけ、教科書となるような記事を書いているつもりは毛頭ない。

この行動に、本来カーネルがどうとか、Linuxの系列だとかは関係ない、というかさほど重要ではない。会社にあるPCの力量にあう最善のLinuxディストリビューションを選択できれば、仕事の効率もあがるだろうということが、経営者にとって最も重要なことだ。

「自分が使いやすい」を求めた体験談

Windowsを使い始めて20数年、途中Macも使ったことはあるが、そこから突然Linuxという全く違うOSを使うことを思いつくにあたり、最初はどれだけWindowsに近いものがあるのかというところから始めた。Windowsもあくまで業務上のツールの一つ、だからLinuxも本業に差し障りのないものが必要だった。

ネットで調べてみたら、その頃からUbuntuというディストリビューションが最もシェアが高く、日本語の情報も多いようだった。とりあえず、かなり古くメモリも1GiBもないようなPCにUbuntuをインストールすることから始まった。しかし、そんなPCにUbuntuは重荷だった。これでは使いにくく、しばらくLinuxを使うことをやめていた。

本格的にLinuxを調べ始めたのは、Windows7問題が差し迫った頃。会社のPCは一部を除いてリース契約が更改の時期を迎えていたこともあり、ダブルで検討しなければならなかった。

「このままもう一年リースを延長して、全てのWindowsをLinuxにしてみては?」

業務の合間にその結論を出すべく、自社に最適なLinuxのディストリビューションをあれこれ探してみた。そして、Linux Mintが最も「無難」で、Windowsしか使ったことがないスタッフでも違和感なく移行できるだろうと考えた。今ならご指摘のような軽量のOSを選ぶこともできただろう。またご指摘の通り、当初とは使用しているPCのグレードも上がり、当然その力量を最大限発揮できるOSならなお良いわけだ。

しかし、それでもリースを延長してまでも全てのWindows PCをLinuxへ変えるには抵抗があった。業務で使用する専門ソフトウェアの動作推奨OSに、Linuxがなかったのだ。業務上必須のソフトウェアであったため、仕方なくリース契約は全てMacへ移行することで落ち着いた。

だが、リース物件ではない私的に使用しているサブPCがまだ残っている。これもWindows7だ。このPC環境に合うLinuxディストリビューションを引き続き探していこう、そう思って探し続けた体験談が、このブログのLinuxに関する記事だ。

だから、ご意見をいただいた内容のようなことは、正直言ってまだ何もわかっていないに等しい。今後もご教示いただけるのであれば、もっとご意見をいただきたいくらいだ。

このブログを訪れてくれる人の中には、Linuxのことで知りたいことがあってたどり着いた人もいるだろう。もし、その人に間違った情報をお伝えしているのであれば、このようにご意見いただくことで修正していきたいと思っている。

とにかく、ネットは有難い。



Linuxとの付き合い方

このブログ上の間違った情報は正していかなければならない。だが、筆者のLinuxとの付き合い方は、

あくまで仕事のツールとしてのPCの、そのまた一部分であるOS

であるというスタンスを今後も崩すことはない。

研究者や開発者であるならばともかく、筆者はいちLinuxユーザーにすぎない。そして、ユーザーならば使いやすさで選んでいけば良い。
ここに書かれている各記事も独断による内容で、そして、あくまでブログ(本来の意味は「ネット上の日記」)記事だ。

ネット上ではあれこれ色々な意見や見解があって良いものだと思っている。今後もこのブログを読んでいただくユーザーさんから、様々なご意見・ご鞭撻をいただくだろう。それらを良いように捉え、このブログに生かしていきたい。

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