そもそも、なぜWindowsじゃなくてLinuxなの?|ざっくりLinux!- 21

NewTux

先日、Twitterで以下のようなツイートがあった。

「Linuxはコマンド操作」
「Windowsは、わかりやすい、マウスでのGUI操作」
「LinuxでもGUI操作ができる」

「なら最初からWindowsでいいではないか」

筆者から見れば、反対に「なぜWindowsにこだわるの?」と思う。そして、今ではLinuxがメインPCとして十分使用できるとさえ感じている。

今回は、あくまで自論ではあるが、なぜWindowsよりもLinuxが良いかについて書いてみたいと思う。

Linuxは無料

まずは、参考までに以下の記事に目を通してみてほしい。元Windows信者だったこの記事の筆者が、Linuxメインに変えた感想を綴った記事だ。皆さんはどう思うだろうか?

元Windows信者がLinuxメインにして思ったこと - Qiita
日本ではまだ、「パソコン=Windows」と思っている人がかなり多い。マウスでウィンドウやアプリをクリックするグラフィカルな動作が、誰にも使いやすいという理由からだろう。
また、仕事上のスキルも、いまだにWordとExcelをはじめとしたオフィスアプリが必須と思われている。このアプリは、Windowsを生み出したMicrosoft社のアプリだ。

パソコンを動かすのはOS(オペレーションシステム)で、Windows10やMacOSなどは企業が開発したOSだ。だから有償になっている。MacはOSとデバイスをセットにして販売しているので、Windowsとは少々意味合いが違うが、やはり企業が販売するものだ。

しかし、今やITの世界はオープンソースが主流だ。そして、個人的な見解ではあるが、WindowsやMacはむしろその流れに逆行している。
企業が利益を生むために活動することを否定しているものではない。だが、ここまでインターネットをはじめとしたITが生活に密着し、いずれは5GによるIOTが生活の中心になるといったところまできている今、誰もが使うパソコンやスマートフォンの基本となるOSは無償であることがデフォルト(基本)であるべきと考える。
Android系のスマートフォンのOS、Android(これもLinuxOSだ)がデバイスの費用とは別に有償だと言われたら、ここまで流通しただろうか?それと同じことだ。

もちろん、どのオープンソース・ソフトウェアも開発のための寄付を募っている。誰もが開発に参加できるとはいえ、基本は企業や大学、あるいは個人が開発しているためだ。使用しているOSやアプリのさらなる進化を望むのであれば、開発のために寄付をするのも、ひいては自分のためでになる。

ちなみに、Windows10やMacOSといった各OSの中核となる「カーネル」と言われるものは、ほとんどがUnix系のカーネル、Linuxである。誰もが知らず知らずのうちに、Linux上で動作するWindowsやMacOSのパソコンを使用しているのだ。

むしろLinuxの方が使い勝手が良い

使い勝手については、以下2つの点から比べてみたい。

オフィス系アプリによる違い

まずは、オフィス系アプリを例にとって話を進めよう。筆者も、昨年までは仕事上はほとんどがWindowsで、WordやExcelを頻繁に使用していた。
しかし、本格的にLinuxを使用しはじめてからはオフィス系アプリをLibreofficeに変更し、社内のパソコンをMac主体に変えてからもLibreofficeを使い続けている。その理由はズバリ、

Libreofficeの方がMicrosoft Office(現在はMicrosoft 365)より使い勝手が良い

からだ。
Libreofficeも、OSであるLinux同様オープンソース・ソフトウェアである。そして、最近のLinuxOSのほとんどにデフォルトでインストールされている。

では、なぜLibreofficeの方がMicrosoft Officeより使い勝手が良いと感じるのか?それはどのアプリにおいても、同環境ではLibreofficeの方が圧倒的に軽く、作業がスムーズに進む。

また、Microsoft Officeは公式サイトに記載の通り、使用目的によってエディションが分かれているが、Linuxはオールイン・ワン・パッケージの1タイプのみだ。
例えば、一般の人は使用頻度が低いであろう、プレゼンテーションアプリやデータベースアプリをほんのたまにだけ使いたいとき、Microsoftではフルパッケージ版を選んでいないとその目的は果たせないが、Libreofficeなら最初から全てのアプリがインストールされているので、すぐに使うことができる。

GUIとCUIの使い分けができる

冒頭で紹介した記事にも書かれていたように、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)とCUI(コマンドラインインタフェース)の使い分けができることは、Linuxの利点の一つでもある。
例えば、少しずつ端末(またはターミナル、Windowsでのコマンド・プロンプト)が使えるようになれば、コマンドでオープンソースのアプリをサクッとインストールすることができる。
以前、以下記事にて紹介したように端末を使うことができれば、テキストエディタのひとつ、Atomをたった3行のコマンドラインでインストールすることができる。

Linuxにアプリをインストールする方法|ざっくりLinux!- 4

しばらく更新していないうちにWindows7のサポート終了まで1カ月を切った。前回、Windowsで利用していた各アプリケーションを違和感なくLinuxで使用していくことについて書いた。無料で高機能な各アプリケーションをLinuxマシンにインストールするには、実はいくつか壁がある。そこで、「ここがWindowsと違うよ」というところを書いてみたい。

筆者のように、ざっくり派としては端末を使いこなすのはまだまだだが、ネットで調べれば方法は星の数ほど書いてあるので、マニュアルといったものは不要だ。そして、最低限アプリのインストール方法くらい覚えておけば、使いたいアプリがすぐにインストールできる。




豊富なディストリビューションが使いたい放題

現在、筆者はKona Linux Ubuntu Editionがお気に入りのため、当分これを使い続けるつもりだ。しかし、それまでにUbuntu、Linux Mint、elementary OS、NNLinux、Vine Linuxなど、様々なディストリビューションをインストールして試してきた。

すでに紹介している通り、Linuxには実に様々なディストリビューション(OS)があり、そのほとんどが無料で使うことができる。また、現在はほとんどがLTSという長期サポートなので、一度インストールしたら5年はサポートの対象だ。そして、Windowsのようにサポートが終了するときに有償でアップグレードや買い替えをする必要がなく、そのまま無料でアップグレードすることができる。

さらに、Linux MintやKona Linuxのように、デスクトップ環境に合わせてCinnamon(ハイスペックPC用)、MATE(標準PC用)、Xfce(ロースペックPC用)などのエディションが用意されている。

筆者はディストリビューションをいつでも変更できるように、普段使うファイルやメールデータは外付けHDDなどに保存しておく。そうすれば、気になったディストリビューションが見つかったら、すぐにクリーンインストール(現在のOSを削除して新たにインストールすること)ができる。これもLinuxの楽しみの一つだ。
WindowsもMacOSもディストリビューションとしては同じだが、どちらも有償のため、このように気軽にOSを削除して新しいOSを入れることなどできない。

まとめ

冒頭のツイートの話に戻るが、LinuxはWindowsやMac同様、GUIだけで十分使用できるディストリビューションが格段に増えた。筆者自身以下記事にて、普段端末を使用せずにどれだけ仕事ができるかを検証してみたが、GUIだけで全く問題なく作業することができた。

コマンドラインを使わないでどれだけLinuxを使いこなせるか?|ざっくりLinux!- 13

「Linuxはコマンドラインが必須」と言われるが、Linux初心者にはこのコマンドラインがまるで訳がわからない。だが、心配することはない。最近の各Linuxディストリビューションはとても進化していて、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)でかなり操作が可能になってきた。そこでコマンドラインを使わないで、どれだけLinuxを使いこなせるか検証してみた。

そして、紹介した記事のように今まで「パソコン=Windows」と信じていた人が、いざLinuxを使い始めたらやめられないという人が増えている。

どのディストリビューションにおいても、Linuxは日々開発が進み進化している。OSのシェアではWindowsがダントツであっても、UbuntuはすでにMacOSよりシェアが増えているのだ。
そして、サポートがないという欠点も全く問題ない。なぜなら、常に誰かに教えたいというLinuxユーザーが溢れるほどいるので、ネット上にサポートセンターがあるようなものだからだ。だから、オープンソースのOSを無用に心配する必要はない。

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コメント

  1. WindowsのカーネルがWindows、
    MacのカーネルはUNIX系のBSDだった気がしますが、、、

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    1. ご指摘有難うございます。このようなコメントで、より正しい情報にアップデートされること、大歓迎です。今後とも宜しくお願いします。

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