Flatpakで最新アプリのインストールが超簡単!|ざっくりLinux!⑨

Linux Mintのパッケージ管理システム「ソフトウェアマネージャ」
WindowsからLinuxへ引っ越してきて、最も面食らうことはアプリのインストールだろう。Windowsの場合、大抵は使いたいアプリの公式ページからexeファイルをダウンロード・ダブルクリックでインストールできる。
一方、Linuxも「端末(Terminal)」でコマンドを打ち込めば、おそらくWindowsより簡単にインストールできるのだが、筆者のような「ざっくりLinux派」には敷居が高い。これを解消するため、各ディストリビューションとも「ソフトウェアマネージャ(Linux Mint)」や「ソフトウェアセンター(Ubuntu)」というパッケージ管理システムがあって、そこから必要なアプリがダウンロードできる。

しかし、問題が一点。

「ソフトウェアマネージャ」でインストールするアプリは、最新バージョンではないことが多いこと。これを解消するための機能がFlatpakだ。

ざっくりとFlatpakを理解しよう

ウィキペディアやLinuxを使いこなしている人のブログを読んでも、Flatpakがなんなのかまったくわからない。
以下記事にも書いたとおり、最近は「SNAP」というインストールの方法ができたそうだが、まだ筆者自身SNAPでアプリをインストールしたことがない。

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しばらく更新していないうちにWindows7のサポート終了まで1カ月を切った。前回、Windowsで利用していた各アプリケーションを違和感なくLinuxで使用していくことについて書いた。無料で高機能な各アプリケーションをLinuxマシーンにインストールするには、実はいくつか壁がある。そこで、「ここがWindowsと違うよ」というところを書いてみたい。
難しいことはともかく、Windows環境下で行っていた"exeファイルをダウンロード・ダブルクリック"みたいな感覚で、最新のアプリをインストールしたい。そこで冒頭に書いたとおり、Flatpakが役に立つ。

筆者のような「ざっくりLinux派」にもわかるように説明すると、Flatpakは「ソフトウェアマネージャ」の一機能で、端末を使用することなく簡単に、かつ最新のアプリをインストールできる有り難い機能だ。
通常、主なアプリは様々なファイルが入ったインストールファイルをダウンロード・解凍し、その中からインストールに必要なファイルを実行なければならないが、Flatpakはそれぞれのファイルを"サンドボックス化"し、それをGUI環境で実行できるようにしたものらしい。つまり、Windowsでいうところの"exeファイルをダウンロード・ダブルクリック"だ。

主なアプリはFlatpakのアプリセンター、「flathub」からダウンロードされる。各アプリはこのページからダウンロードするのではなく、「ソフトウェアマネージャ」からインストールするのでここではどんなアプリがあるかを確認するだけだ。
Flathub-An app store and build service for Linux
例えば、Linux Mintインストール時にセットアップされるLibreOfficeのバージョンは5.0だが、Flatpak経由でインストールすれば6.4.0.3といった最新バージョンのインストールが可能だ。また、画像ソフトのGIMPは、初期では2.8だが、Flatpakなら2020年2月現在は2.10.14がインストールできる。

では、次に具体的にどう使うのか説明していこう。

Flatpakをインストール

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まずは、Flatpakがデフォルトで入っているのかどうか確認してみる。上記「flathub」Topページにある「Quick setup」をクリックすると、各ディストリビューションのロゴマークが並んでいる。

【クリックで拡大】

その中から自身が使用しているものを選ぶと、Flatpakのインストール方法が書かれている。

ちなみにLinux Mintは18.3以降デフォルトでインストールされているので、ここでは何もする必要はない。
Ubuntuでは、以下コマンドでインストールが完了する。

$ sudo apt install flatpak

Flatpakのインストールが完了すれば、以後は「ソフトウェアマネージャ」からインストールが可能となる。

Linux Mintを例に説明すると、まずMenuから「ソフトウェアマネージャ」を開く。すると、すでに右下にFlatpakというボタンがある(冒頭画像参照)のでクリックすると、「flathub」のページで列挙されていたアプリ一覧が出る。この中からインストールしたいアプリを選んで、あとは通常「ソフトウェアマネージャ」を利用しているようにインストールが可能となる。




画像ソフト「Krita」をインストールしてみる

わかりやすい例となるアプリを使いたいのだが、あいにくLibreofficeもGIMPもインストール済みなので、ここではGIMPよりもPhotoshopに近い感覚で使用できると評判の画像アプリ「Krita」をFlatpak経由でインストールしてみる。
Krita | デジタルでのお絵描きと創造の自由を
上記の通り、「ソフトウェアマネージャ」からFlatpakを選ぶ。一覧の中に「Krita」があるので、それをクリック。

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「Krita」の画面になったら右上の緑のボタン「インストール」をクリックするだけだ。

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しばらくすると、インストールが完了した。

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「Launch」ボタンか、Menuから「Krita」を起動する。

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これでもはや、Windowsは不要となった。

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