Linuxにアプリをインストールする方法|ざっくりLinux!- 4

Linux Mint Image
【Krator Omen [GPLv2], from Wikimedia Commons
しばらく更新していないうちにWindows7のサポート終了まで1カ月を切った。筆者はというと、その後もLinuxに挑戦し続けながらも、会社のメインPCのリース更新ではMacを導入することにした。Linuxを推し進めていながら 情けない結果となってしまったが、まるっきりやめてしまうわけではない。引き続きサブPCはLinuxを使用していき、Macと共有ネットワークを構築するつもりだ。

前回、Windowsで利用していた各アプリケーションを違和感なくLinuxで使用していくことについて書いた(下記記事参照)。

WindowsからLinuxに変えたらこのアプリ!|ざっくりLinux! - 3

前回は、パソコンにLinuxをインストールして使い始めるまでを書いた。今回は、今までWindowsで何の気なしに使用していたあのアプリケーションに替わるものは、Linuxではどれかについて、ざっくりと書いてみる。

無料で高機能な各アプリケーションをLinuxマシンにインストールするには、実はいくつか壁がある。そこで、「ここがWindowsと違うよ」というところを書いてみたい。

ほとんどのアプリは「ソフトウェアマネージャ」から簡単インストール

ソフトウェアマネージャ イメージ
【ソフトウェアマネージャ イメージ】
前回の記事と内容が多少重複するが、Windows同様ほとんどのLinuxディストリビューションには、最低限のアプリケーションがプリインストールされている。筆者が使用しているLinuxの中でもライトなディストリビューション、Linux Mint 18.3ではOSをインストールするだけで、主要なものだけでも以下が最初からインストールされている。
  • ブラウザ:Fire Fox
  • メーラー:Thunderbird
  • オフィス系:Libre Office
  • 画像:GIMP
  • 音楽:Media Player(正式にはXplayer、Windows Media Playerとは違う)
これ以外は、用途によって必要なアプリケーションをインストールすればいい。アプリケーションをインストールするためには、メニューから「ソフトウェアマネージャ」を選択する。
Ubuntuなら「ソフトウェアセンター」、Linux Mintなら「ソフトウェアマネージャ」のように多少名称は違うが、内容は全て同じだ。

Linux Mintを例に見てみよう。「ソフトウェアマネージャ」を開くと、カテゴリー別にボタンが並んでいるのでクリックすると、そのカテゴリーのアプリケーション一覧が出てくる。希望のアプリケーションを選び、次の画面で「インストール」をクリックすれば完了だ。
また、「ソフトウェアマネージャ」右上にある検索窓に直接アプリケーション名を入力しても、そのアプリケーションを探すことが出来る。

普通にPCを利用するなら、ほとんどはこの「ソフトウェアマネージャ」で事足りるだろう。

「ソフトウェア」とよく似た「Synapticパッケージマネージャ」

Synapticパッケージマネージャ イメージ
【Synapticパッケージマネージャ イメージ】
たいていのLinux OSのメニューには、「ソフトウェア」と並んで「Synapticパッケージマネージャ」がある。Linux Mintの場合、単に「パッケージマネージャ」としか書いていないので、時々どちらを利用するか戸惑うことがある。

「Synapticパッケージマネージャ」の役割は「ソフトウェア」と同じだ。メニューから「パッケージマネージャ」を選ぶと、認証のためのパスワードを聞かれるので入力。すると、「ソフトウェア」よりは多少わかりにくい画面が開く。ここでは役割ごとにリスト化されているだけで、やることはほぼ同じだ。

検索窓にインストールしたいアプリケーション名を入れて検索し、検索結果にそれが出てきたら選んでインストールを選ぶだけ。実は「ソフトウェア」と大した違いはない。

しかし画面上はなんとなくとっつきにくいので、Linuxで通常使えるアプリなら「ソフトウェア」を利用するほうが簡単だ。




端末(Terminal)でインストール(リポジトリ編)

端末 イメージ
【端末 イメージ】
Linuxを利用し始めて、初めて難しいと感じるのはネット上に欲しいアプリケーションがあり、それをインストールしたい場合だろう。この場合はさすがに「ざっくり」とはいかず、WindowsライクにGUI画面だけで出来るものではない。

まず、必要なアプリケーションのインストール環境を確認する。
対応OSはもちろん、32ビットか64ビットかによっても違う場合があるのでご注意を。LinuxのOSをインストールするときに確認するのでお分かりかと思うが、自分のPCが32ビットか64ビットかを確認するには、「メニュー」→「システムモニター」を開いてシステム情報を確認すると、そこに書いてある。

またディストリビューションによっても多少違うので、必ずDebain系(UbuntuやLinux Mintなどたいていの初歩的Linuxディストリビューション)かRedhat系かを確認する。

例えばすでにプリインストールされている画像アプリのGIMPは、バージョンが2.8だ。OSとともにインストールされるバージョンはこれ以上更新されないので、最新の2.10にするため端末(Terminal)を使用する。

①端末を開いた後、以下の通り入力して「リポジトリ」を追加する。

$ sudo add-apt-repository ppa:otto-kesselgulasch/gimp

「リポジトリ」とは
仕様・デザイン・ソースコード・テスト情報・インシデント情報など、システムの開発プロジェクトに関連するデータの一元的な貯蔵庫を意味する。日本語でレポジトリと表記される場合もある。一種のデータベースであり、ソフトウェア開発および保守における各工程の様々な情報を一元管理する。
(Wikipediaより)

②その後以下の通り入力。
$ sudo apt update
$ sudo apt install gimp

欲しいアプリケーションのインストールについてググると、たいていはこの方法で事足りる。「sudo add-apt-repository」以降については、アプリケーションごとに違うので、その都度調べるしかない。

例えばエディタで人気の「Atom」は、筆者も必要だったのでインストールしたが、以下ページから教わってインストールした。上述のGIMPのインストールも、実は端末にたった3行入力するだけ。このページがきっかけで、「3行インストール」にはまったほどだ。
UbuntuにAtomをたったの3行でインストールする方法 | カレリエ
また、デフォルトでインストールされているLibreofficeもGIMP同様、バージョン5.0以降は更新されないので、最新のものにアップデートしたいと調べた結果、以下の方のサイトを参考にして、無事アップデートが出来た。
最新のLibreoffice(6.0.2)をUbuntu16.04にインストール | 埼玉の空より

SNAP経由でインストール

最近では、「SNAP」という新しいインストール方法が出てきた。SNAPは、ディストリビューションに依存せず汎用的に利用できるパッケージ管理システム。ディストリビューションに関係なく、Linuxにおいてユニバーサルに利用できるパッケージとして、対応するアプリケーションが増えている。

SNAPを利用するには、最初にSNAPを端末でインストールするため、以下の通り入力する。

$ sudo apt -y install snapd

その後、インストールしたいアプリケーションを以下のようにインストールする。

$ sudo snap install パッケージ名

筆者はまだSNAPでインストールをしたことがないので、今後学習していくつもりだ。

まとめ

やりたいことがいろいろと出てくるLinuxは、なかなか「ざっくり」とはいかない。ここまで書いて思うことは、簡単な端末のコマンドは覚えておいたほうが良いということだ。
また、指示したいコマンドは検索すればいろいろと方法を書いた記事が出てくる。やはり、WindowsやMacに追い付け追い越せとばかり、様々な人が懇切丁寧に記事を書いているので、それをお手本にしよう。

まだ途中ではあるが、ここまでセットアップすると、けっこうWindowsに遜色なくPCライフを送ることが出来るように感じる。それでいて、Linuxにかかっている経費は、今のところ0円だ。もちろん、各アプリケーションは開発のため寄付を受け付けているので、便利だと思ったら寄付してLinuxを盛り上げていってほしい。

【ざっくりLinux!のおすすめ本】
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