
ずぶの素人が、一から見様見真似での盆栽づくりは、なかなか大変な道のりだ。ホームセンターで買ってきて楽しめば良いのに、それでは気がすまない。
発端は、松ぼっくりから種を取り出して植えれば、簡単に盆栽風な小鉢を作れるものだと思ってやってみたことから始まり、今まで失敗(芽が出ない、枯れてしまう)の連続だ。
現在、我が家での唯一の盆栽予備軍とも言うべきは、昨年10月に発芽した蝋梅だけだ。まずはこれを"芽"から"木"にしていくため、発芽から振り返る。
蝋梅・種まき編

2019年10月21日
まずは種まきから。我家では土に直接蒔かず、育苗マットで経過を観察している。種の入手の経緯は、以下記事にて。
ミニ盆栽づくりは黒松だけではない。先日、再び黒松の種からミニ盆栽づくりをはじめたところだが、それ以外にもいろいろチャレンジしてみようと思い、いろいろな種を採取した。その経過は芽が出た時のお楽しみだ。種といえば、昨年秩父の宝登山蝋梅園に出かけた時に、そこのガイドさんから蝋梅の種をもらったことを思い出した。これもチャレンジしてみようと思い、蝋梅を種から育て始めた。
蝋梅・発芽編


11月5日
7粒巻いたうち、2週間で1粒だけ根が出てきた。蝋梅の芽など見たことがなかったから、最初はこれを目だと思っていた。しかし、様子が違う。これは根だ。育苗マットの中へ根は向かっていかなければならないのに、上に出てしまっている。これでは根が乾いてしまう。
蝋梅・鉢植え編

11月8日
根だと気づいてから3日放っておいてしまった。根はどんどん伸びている。
11月17日
やっと、鉢に植え替えてあげた。黒松の時の失敗を教訓に、赤玉土ではなく腐葉土に植えた。
11月25日
根はしっかり腐葉土の中に伸びているらしい。順調だ。蝋梅・成長編

12月4日
種柄をかぶっていた双葉から、ついに種柄が取れた。
12月31日
2019年暮れ、本場が出始め順調に伸びている。しかし、室内においているためか、どうもヒョロヒョロだ。
2020年2月6日
年が明けて1ヶ月ちょっと、上に上にしか伸びていなかった芽は、とうとう枝分かれしそうな感じになってきた。一番上の芽先の脇から枝になりそうな、新たな芽が2つ出てきた。蝋梅は花が咲くまで6〜7年かかるそうだ。まだ木になっていないこの蝋梅、この調子で盆栽に仕立てあげることはできるのか?完全独学なので、この先どうなるかは全くわからない。
【こんなのもあるよ…】
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