魅力的なLinuxディストリビューションの数々|ざっくりLinux!⑩

Linux Mint Image
【Krator Omen [GPLv2], from Wikimedia Commons
LinuxはUnix系オペレーティングシステムカーネルのことで、スーパーコンピュータ、サーバー、パーソナルコンピュータのおおもとのシステムだけではなく、テレビや携帯電話など様々なハードウェアに組み込まれている身近なシステムだ。WindowsやMacも、おおもとはLinuxカーネルの上で動作している。
それをフリーかつオープンソースなオペレーティングシステムとしてパッケージにて世に送り出されたものが、Linuxディストリビューションだ。現在筆者が使用しているLinux MintやLinuxシェアNo.1のUbuntuなどはこの代表的なものである。

Linuxのディストリビューションは、その用途やハードウェアのキャパシティにあわせて選ぶことが適切だが、実はデザイン性にも優れているものが多い。
よく「初心者向けディストリビューションベスト10」といった紹介ブログが多くネット上で紹介されているが、「ざっくりLinux派」としては、見た目からディストリビューションを紹介してみようと思う。これからLinuxを初めてみようという人は、参考にしてみて欲しい。

人気度からみるディストリビューション

もう少し詳しく言うと、LinuxはRed Hat系、Debain系、Mandriva系という3つに分かれており、そのうちWindowsと操作性が近いパーソナル向けのDebian系、企業向けOSとして知られるRed Hat系の2つが人気だ。また、海外で開発されたものが多いため、日本語ページやフォーラムがあるものは導入後も心強い。

Windows7のサポート終了で、その後のOS選択に悩んでいる人が多い現在では、なるべくWindowsから違和感なく移行できるディストリビューションが良いだろう。

不動の人気No.1のDebian系「Ubuntu」

2020年1月現在のLinuxシェアで40%のUbuntuは、使いやすさ・サポート面でダントツ1位のディストリビューションだ。筆者自身、UbuntuからLinuxを始めた。難点といえば、古いPCには少し重たいということ。Ubuntuのシステム要件の
  • CPU:2GHz、デュアルコアプロセッサ以上
  • メモリ:2GBのシステムメモリ
をクリアできるPCなら、Ubuntuを入れれば間違いないと思う。筆者が試した古いPCは、
  • :924.8MiB
  • プロセッサ:Intel Pentium M processor 1.50GHz
というものだったので、だいぶ重たかった。

デスクトップの見た目は以下のような感じ。Windowsから違和感なく移行できると言われておりながら、Macのようなランチャーが左に(下にすることもできる)あり、メニューは左上からだ。

Ubuntu 19.10 Eoan Ermine
日本語ページもあり、サポートは充実している。
Homepage | Ubuntu Japanese Team

UbuntuのもととなるDebian

2020年1月現在のLinuxシェア20%で第2位のDebianは、Ubuntuのもととなるディストリビューション。そのため、デスクトップ環境からUbuntuとよく似ている。しかし、端末からのインストールなど、Ubuntuより端末利用が多いので、初心者には若干使いにくいかもしれない。
Debian 9 (Stretch) with GNOME Shell 3.22
日本語ページは以下の通り。
Debian JP Project - Debian JP Project

Debian系で軽量なLinux Mint

現在、筆者が使用しているPCにインストールしている軽量なディストリビューション。Windows同様左下にMenuがあり、今までWindowsを利用してきた人にも違和感なく使用できる。Linuxシェアとしてはまだまだ低いが、近年人気がうなぎ登りで、特に軽量なディストリビューションを探している人に人気だ。

日本語サポートページはあるのだが、繋がったり繋がらなかったりする。FacebookやTwitterもあるので、そちらからチェックした方が良さそうだ。

Linux Mint Image
【Krator Omen [GPLv2], from Wikimedia Commons

Red Hat系の人気No.1「CentOS」

Redhatは、フリーでオープンソースが特徴のLinuxの中では有償Linux(結構お高い!)のディストリビューション。そのため、主に企業で利用されていることが多い。「ざっくりLinux派」としては、ここでは説明を省略するが、興味がある人は以下を参照してほしい。
世界をリードするオープンソース・ソリューション・プロバイダー
Red Hatの流れを受け継いだパーソナルユースなディストリビューションが、CentOSだ。2020年1月のLinuxシェアでは3位、約17%を保つ。筆者自身、Red Hat系を使用したことはないが、端末のコマンドがDebian系と違うので、どうもとっつきにくい。

こちらもデスクトップは左上から始まるようだ。

人気があるにもかかわらず日本語ページがないので、わからないことはとにかくググること。

CentOS 8 0 1905 GNOME
Srikanthyalavarthi [CC BY-SA]

Fedora

同じくRed Hat系のディストリビューション。使いやすさはわからないが、デスクトップ環境はUbuntuと似ている。

Fedora 15 GNOME
Fedora公式ページ(日本語)

Mac風ディストリビューション「elementary OS」

近年、ただLinuxを使うのではなく、様々なテイストでLinuxを利用したいという人が増えてきた。そのニーズに合わせて、様々なタイプのLinuxディストリビューションが誕生している。

その一つが、Mac風のデスクトップ環境をもつ「elementary OS」だ。
Macの特徴の一つである、Dockらしいメニューバーが画面下に配置されている。また、本当かどうかはわからないが、(おそらくLinuxベースの中で)世界一美しいOSと言われている。Debian系で使いやすく、かつ軽量なので、興味がある人は利用してみるのも良いだろう。

気分はMacユーザーだ。

Scrivania di elementary OS 5.0 Juno
高速でオープン、かつプライバシーを尊重する、Windows や macOS の代わりになる OS ⋅ elementary OS




Windows風ディストリビューション「ChaletOS」

これほどWindowsライクなLinuxはないだろうというのが、「ChaletOS」だ。以下のデスクトップ環境を見れば、一目瞭然だと思う。

「elementary OS」同様、Debian系の軽量ディストリビューションで、利用した人のブログをいくつか拝見したところ、とても使いやすいようだ。
ChaletOS
新しいディストリビューションのため情報が少ないが、以下の人のブログではインストールから詳しく説明してくれている。

【ChaletOSを徹底解説してくれている人のブログ】
ChaletOS 16.04.2のインストール方法の徹底解説、日本語化とソフトウェアの更新、Fcitxの設定まで | シンスプリンター - うつ病、シンスプリントと闘う私の日常

まとめ

紹介した以外にもたくさんのディストリビューションがあり、どれを選んだら良いかわからなくなる人も多いだろう。自分のPCのキャパシティやLinuxの理解度で選ぶのも良いが、見た目の美しさや使いやすさで選んでみるのも良いかもしれない。

メインPCがMacになったので、Linux MintをサブPCとして利用している筆者としては、個人的に興味津々の「elementary OS」を導入してみたいと思っている。

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