Windows7からLinuxに移行してみてわかったこと|ざっくりLinux!- 7

Linux Mint Image
【Krator Omen [GPLv2], from Wikimedia Commons
いつもメインに使用しているThinkpad X240は、Windows7とLinux Mint 18.3のデュアルブート状態だが、年明けからWindowsの使用をやめてLinuxメインで仕事をしている。今までは、何か使いにくさや問題が発生したら使い慣れたWindowsへ戻れば良いと思っていたが、すでにWindows7はサポートが終了している。

しかし、今のところ何ら問題はない。なぜ、今まで日本中の企業がWindowsに固執してきたのか、不思議なくらいだ。

さて、今までざっくりとLinuxへの移行方法やその良さを書いてきたので、ここいらで一度総括してみようと思う。

LinuxのOSサポートについて

今まで書いてきたとおり、Linuxには様々なディストリビューションがある。Windowsから移行しやすいUIのディストリビューションの代表は、UbuntuとLinux Mintだろう。
現在筆者のPCには、Linux Mint 18.3がインストールされている。このOSのサポートはLTS(Long Term Support)で、2016年6月から2021年4月までとなっている。

「なんだ、あと1年ちょっとじゃないか、それならWindowsのほうがサポートが長いではないか」と思ったら大間違いだ。

LinuxのOSは、通常半年に1回アップグレードされている。近年はそのほとんどがLTSで、Linux Mintにおける次のLTSは、昨年6月にリリースされ、そのサポートは2023年4月までだ。その後もLTSバージョンであれば、PCが壊れない限り、ずっとアップグレードすることができる。

そしてこのアップグレードは、一切費用がかからない。つまり、現在使用しているOSのサポート期限が来たら、その上のバージョンにアップグレードすれば良いだけの話だ。Windowsであれば、今までそうであったように、今後もアップグレードのたびに費用がかかる。

そしてLinuxOSの良い所は、PCの環境に合わせたOSをインストールできるという点だ。Linux Mintなら、CPUやメモリの状況に合わせて、
  • Cinnamon
  • MATE
  • KDE
  • Xfce
の4通りが用意されている。名前を列挙されてもわからないかもしれないが、上のものほどスペックが高いPCに適している。最新のPCならCinnamonを、いっぽう古く、メモリも少ないPCならXfceというように、環境に合わせて最適なOSが選べるのだ。このようなラインナップはWindowsにはない。

ちょっと古いPCも、WindowsならOSの動作環境に耐え切れず使用を諦めていたものが、Linuxならまだまだ現役で使用することができるのだ。もし自宅や会社に古いPCが眠っていたら、試しにLinuxOSを入れなおしてみるのも良いかもしれない。

ブラウザーはChromiumで全く問題なし

OSを変えた時、一緒に考えるのはインターネット環境だろう。つまるところ、ブラウザーをどれにするかだ。
WindowsではOSにセットでついてくるInternet ExplorerからMicrosoft Edgeへブラウザーが移行し、Windows7やそれ以降のOSを使っている人は、なんのためらいもなくこれらを使用しているに違いない。

だが、筆者はWindows7環境下においても、数年前からすでにMicrosoft社のブラウザーを一切使ってこなかった。主に使用しているのは、現在ブラウザー・シェア1位のGoogle Chromeだ。
理由はブラウジングのスムースさだ。筆者にとって、もはやInternet ExplorerやMicrosoft Edgeは、利用する意味が見つけられない。Chromeが利用できない時は、Fire Foxを使用しているくらいだ。

現在、Google ChromeはLinuxで利用することはできないが、心配することはない。Linuxでは、ChromiumというGoogle Chromeと何ら変わらないブラウザーを利用することができる。
筆者のThinkpad X240はすでに何年も使用している型落ちだが、このPCにLinuxをインストールしChromiumを使用しても、かえってWindows7でのネットブラウジングより快適なくらいだ。

PCをアップグレードすれば、Windows環境下でもスムーズなブラウジングは可能だろう。だが、インターネット以外にも何かとGoogleに依存している現在の環境下では、Microsoft社のブラウザーへ変える必要性を感じない。




共有ネットワークについて

筆者の会社では、今年リース期間満了のためコピー機とPCを新しくリースを組み直すことにした。ここまでLinuxのことをあれこれ調べているのだから、リース更改時もLinuxを使うのだろうと思いきや、今回は以下記事でも書いたとおり全てのPCをMacに変更することで落ち着いた。iPhoneやiPadとの共有を始め、会社全体でMacを使ってみたいという気持ちと、画像や映像編集に良さそうだと思ったからだ。現在メインに使用しているこのThinkpad X240は、このままLinuxとして使い続け、MacとLinuxの共有ネットワークにしていこうと思っている。

Linuxにアプリをインストールする方法|ざっくりLinux! - 4

しばらく更新していないうちにWindows7のサポート終了まで1カ月を切った。前回、Windowsで利用していた各アプリケーションを違和感なくLinuxで使用していくことについて書いた。無料で高機能な各アプリケーションをLinuxマシーンにインストールするには、実はいくつか壁がある。そこで、「ここがWindowsと違うよ」というところを書いてみたい。

実は、Linuxについては前回のリース更改時に検討を始めたので、筆者のLinux歴はすでに5〜6年だ。これだけ長い期間あれこれLinuxを利用してきた筆者が、Linuxのことを知らない方に
「WindowsからLinuxへ移行は簡単」
と言われても、さすがに納得は行かないだろう。
しかし、どのPCへ変えても、最初は何かと戸惑うものだ。使い始めれば徐々に慣れていくものであり、それはWindowsもMacもLinuxも違いはない。

また、この機会に小規模な会社内で使用するPCをWindowsからLinuxへ変えたいと思う人もいるだろう。今までWindows環境下で社内ネットワークを構築していた会社においては、Linuxへ変えた場合の対応を心配するかもしれない。

すでにWindowsで共有フォルダを作成してあれば、現在のバージョンのLinuxならほとんど何も設定せずにアクセスが可能だ。Menuからネットワークを開き、そこに反映される共有フォルダをクリックすればよい。また、外付けHDDに共有フォルダを作成しておけば、どんなOSのPCでもアクセスできる。もっとも、近年はクラウドによるファイル共有が主流だから、このようなことを心配する必要がないかもしれない。

まとめ

現在もこの記事をLinuxにて書いている。それはWindowsのときと、さほど変わりはない。

Windows95の頃とは違い、今はWindowsだの、Macだの、Linuxだのと大騒ぎするようなときではないのかもしれない。インターネットができて、オフィスファイルが使用できて、メール送受信ができ、クラウドへアクセスできれば、どのOSでも大きな差はない。まして今はスマートフォンやタブレットと共有していく時代だ。

今後は、Linuxで便利だと思うアプリや使い方について書いていくつもりだ。

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