ざっくりLinux!①|今Windows7を使っている人は迷わずLinuxに変えよう

Linux Mint Image
【Krator Omen [GPLv2], from Wikimedia Commons
2020年1月にはサポートが終了してしまうWindows7。現在使用しているパソコンのOSがそのWindows7なら、間もなくパソコン上にアラートのポップアップが現れるようなアップデートが配信される予定だ。そして、Windowsの思惑通り費用をかけてWindows10にアップデートするか、それとも別の方法を考えるかの選択に迫られるだろう。
結果として、筆者は後者を選ぶことにした。今、世の中にはオープンソースの考え方が浸透している。OSもしかり。数年に1度OSのアップグレードのために余計なコストをかけることなく、パソコンを使い続けることが出来る方法があるのだ。今回はその方法、OSをLinuxに変えることをざっくりと提案したい。

1.無料のOS、Linuxとは?

パソコンを使っている人ならWindowsの他にApple社のMacがあることぐらいは知っているだろう。MacのOS自体に費用はかからないもののパソコン本体とセットで販売されているため、結果としてOSを上げていくには費用がかかるものだ。
しかし、LinuxというOSは基本的にオープンソース、ほとんどが無料だ(一部企業向けの有償版がある)。もし現在使用しているパソコンのOSがWindows7なら、2020年にはサポートが終了し様々な危険にさらされることが必至だ。そんなパソコンはOSをLinuxに変えてしまえば、危険にさらされる心配はいらない。

さっきから何度もLinux、Linuxと連呼しているこのOSはどんなものか?実は筆者自身もまだ体験途中で、完全にWindowsから移行したわけではないので、人に教えられるほど知っているわけではない。あくまで「ざっくり」とだが、それでもどんなものか、そしてどのように使うか少しずつ勉強しながら理解してきたことを書いていこう。

ざっくり言ってしまえば、LinuxはWindowsとMacの違い程度だ。多少見栄えや使用感は違うが、最近のLinuxの各ディストリビューション(後述)のUIはWindowsにかなり寄せてきており、長年Windowsになれてしまった人でも違和感なく移行できるものが多い。
また、Windows標準のWordやExcelに替わるソフトもオープンソースのものが各種揃っている。それだけではない、画像やイラスト、音楽・ビデオ鑑賞に至るまで、パソコンで使いたいソフトは、ほぼオープンソースで揃っている。

そして、OSをLinuxに変えることには、以下の利点がある。
  • いくらアップグレードしてもOSに費用はかからない
  • いろいろなディストリビューションがあるので、自分に合ったものを選べる(後述)
  • パソコンに負担のかからないOSを選べば古いパソコンがよみがえる
  • Windowsでは高額で手が出せなかったソフトと同等のものが無料で使用できる
などなど。なにもWindows10にアップグレードしなくても、オフィスで、プライベートで気兼ねなく今使っているパソコンを使い続けることが出来るのだ。

2.Linuxのディストリビューションとは?

Linuxには、さまざまなディストリビューションがある。ディストリビューションとは何か、と聞かれたら筆者もまだ十分な説明が出来ないので、以下を参考にしてほしい。
Linuxディストリビューション - Wikipedia
要するにパソコンの使用感、見た目を左右するものだと思っていただければよい。そしてそれぞれの使用感によって、主にRed Hat系Debain系に分かれる。
例えばこの記事のトップに使用した画像は、Debain系のLinux Mintの画面だ。Debain系の中でも特にWindowsユーザーを考えて作られているので、違和感なくLinuxに移行することが出来る。またウィキペディアのブログカードに使用されている画像は、Debain系で最もポピュラーなUbuntuだ。

どちらもおおもと(カーネルというらしい)は同じLinuxでありながら、系列が分かれ、さらに同じ系列の中でいくつかディストリビューションがある、と考えて頂ければよい。

そして、今からLinuxに変えようと考えている人はDebain系のUbuntuLinux Mintを検討したらよいだろう。理由は、
  • インストール、その後のサポートフォーラムなど日本語サイトが充実している
  • どちらもLinuxの中ではポピュラーなため使用している人が多いので、フォーラムやサイトで質問・検索がしやすい
ことだ。

あまりにざっくりとした勧め方だが、なんとなくLinuxというものがわかってきてくれたらうれしい限りである。

3.実際にLinuxをパソコンにインストール

前回WindowsXPのサポート終了の時、一度Linuxに変えることを検討した筆者だったが、そのときは仕事のスケジュールにより全面的に変えることは出来なかった。だが今回はまだいくらか時間があるので、今まであれこれ試したことを実践していきたいと思っている。
過去にはUbuntuをインストールしたことがあるが、持っているパソコンの性能などを考え、今回Linux Mintで検討を始めた。

さて、いきなりWindows7のパソコンをLinuxに変えてしまうのは危険というもの。ファイルの互換性を見直し、完全に移行して問題ないと判断した時点で行ったほうが良い。
その点Linux MintはインストールファイルをDVDやUSBなどにダウンロードしたら、パソコンにインストールすることなくその使用感を確かめることが出来るので心強い。もし自分には合わない、と判断したら、インストールをやめればよいだけのはなしだ。

ということで、ざっくりとインストールファイルのダウンロードとインストールについて説明しよう。

3-1.バックアップとWindowsシステム修復ファイル作成

まずは、いざというときにWindowsに戻れるよう、全てのファイルとプログラムのバックアップを取っておく。バックアップの方法はお好みで…。

次にシステム修復ファイルというCDもしくはDVDを作成しておくこと。作成方法は以下MicrosoftのWindowsサポートページをご参照のこと。
Card

3-2.インストールファイルをダウンロード

実際に使用したいディストリビューションのサイトから、パソコンに合ったインストールファイルを選ぶ。パソコンには32bit、64bitの2種類があるので、気を付けてほしい。確認のしかたは、
スタートボタン⇒「コンピューター」を右クリック⇒「プロパティ」をクリックすると、自分のパソコンの説明が出てくる。そこに「システムの種類」という項目があるので、そこを確認すればよい。

ここから先はLinux Mintのインストールファイルを使うことで進めていく。
Linux Mintの公式サイト(以下)から、自分のパソコンに合ったインストールファイルを選ぶ。
Main Page - Linux Mint
その前に、Linux Mintでもさらにいくつかの種類(Editionという:Mate、Cinnamon、KDE)に分かれていることを説明するのを忘れていた。自分のパソコンがかなりハイスペックなメモリとCPUならCinnamonでよいが、Windows7が出たころ購入したパソコンなら、サクサク使用することを考慮しMateが良いだろう。よりライトに使用したいならKDEといった具合だ。簡単な説明は公式サイトのトップページから、「Linux Mintの特徴」タブをクリックして確認して欲しい。

ざっくりながら前置きが長くなった、そろそろインストールしよう。ここではMateの32bitをインストールしてみることにする。
トップページから「ダウンロード」タブを選び、そこの説明に書いてある通り英語サイトにジャンプする。英語サイトの「Download」をクリックすると、各Editionを選べるようになっているので、自分に合ったEditionを選んでダウンロード。保存先はパソコン内のどこでもよい、あとでDVDやUSBに焼き付けることを考慮し、いきなり外付けHDDなどに保存しないこと。

ダウンロードには、回線速度により差があるがかなり時間がかかる。なので気長に待つ。

3-3.ダウンロードしたisoファイルをDVDまたはUSBに保存

インストールファイルはisoファイルという種類で保存される。これを普通にDVDまたはUSBに保存してはいけない。インストールを始める際、このDVDまたはUSBが起動メディアになるので、それ用に保存しなくてはならないのだ。
インストールしたファイルを右クリックし、「ディスクイメージの書き込み」を選ぶ。詳しくは以下の方のブログが詳しいので、参考のこと。
[Windows7]ISOファイルをCD/DVDに書き込む方法

今回はここまで。次回はisoファイルを保存したDVDまたはUSBでパソコンを起動し、Linux Mintを使ってみることにする。
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