添乗員が個人でめぐるイタリア旅行記 #13|ペスカーラから再びヴェネチアへ

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ヴェネチア

散策したヴェネチア・リアルト橋周辺

この旅行記第1日目に書いた通り、今回の旅行は、成田~ヴェネチア往復直行便利用が条件の航空券から始まっているので、帰国のため、再びヴェネチアへ戻らなければならない。

2014年4月から運航してきたヴェネチア直行便は、航空会社の販売戦略の都合で、2015年3月末、わずか1年で運航休止となった。この先、いつヴェネチア直行便が再開するかわからないが、このフライトに搭乗できたことは、非常に貴重な体験だった。

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再びヴェネチアへ

スルモーナ到着からペスカーラまで、わずか5泊6日のアブルッツォ滞在はとても収穫があった。

「アブルッツォには本当のイタリアがある」

という言葉どおり、大都市のせわしなさがなく、どの町でも、人々が実にのんびりしていたのが印象的だった。また、スローフードを掲げるイタリアの中心地ともいえるくらい、地産地消の生活が密着している印象を受けた。

それはさておき、再びヴェネチアへ。

ペスカーラからヴェネチアまでは、フレッチャビアンカで約5時間、この旅の最後の鉄道移動だ。持参した8日間のフレキシーパスを、最大限使い切ったという充実感がある。

フレッチャビアンカ 外観

ペスカーラを11:15に出発し、ヴェネチア・サンタルチアに16:10着というスケジュールは、いつランチを取ればいいの?と、その時になって思う。こういうときは、車内での食事を楽しみに乗車だ。

レイルパスは1等なので、これまで乗車してきた特急同様、1等車両へ。このフレッチャビアンカは、少々古い車体のようで、1等座席もさほど普通車と変わらない。

フレッチャビアンカ 車内1

座席の様子

フレッチャビアンカ 車内2

日本の新幹線同様コンセントがある

乗車早々お腹が空いたので、ビュッフェカーへ。

ビュッフェカー

ビュッフェカーでは、このおじさんが一人で切り盛りしているが、そんなに混んだ車両ではないので問題なさそうだ。

どんなものがあるか聞いたら、アブルッツォの地ビールを積んでいるというので、それを頂くことにした。そして、食事はラザニアとビーフのマスタードマヨネーズソースがけを頼んだ。

食事はおじさんの後ろにある電子レンジでチン、なかなかオツだ。

アブルッツォの地ビール

ラザニア

ビーフのマスタードマヨネーズソースがけ

レンチンのビュッフェはどうかというと…、これがなかなか美味。

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バーカロで“最後の晩餐”

ヴェネチアに到着の後、初日同様徒歩でホテルへ。

初日に宿泊したホテルでも良かったのだが、出来るだけ多くのホテルの視察もしたいので、隣のHotel Continentalへ宿泊することにした。

チェックインの後、会社の資料となる室内の撮影を一通り終えたところで、着替えて町へ。

サマーシーズンのため、いつもより余計に混み合っている水上バスに乗って、リアルト橋まで移動した。この近くに今晩の目的地、人気のバーカロCantina do Spadeがある。

本来、バーカロは“はしご”してなんぼの楽しみだが、イタリア最終日の夕食なので、1軒でじっくり落ち着いて食事をしようと決めてきたところだ。

Cantina do Spade 店の入り口

店の入り口

Cantina do Spade 店内の様子

店内の様子

バーカロでの食事の様子は、以下をご覧いただきたい。

1軒のバーカロでおなかはちょうど良い感じなので、まだまだ日が暮れないイタリアの夏を楽しみながら、バーカロならぬバールをはしご。

2週間の視察兼夏休みの旅が終了した。

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