CentOSの後継 純国産のMiracle Linuxがライセンスフリーに

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Miracle Linux アプリケーション

RHELをベースにした純国産LinuxのMiracle Linuxが、ライセンスフリーとなった。

CentOSの後継として、すでにAlma LinuxとRocky Linuxがリリースされているが、純国産とあれば、試さないわけにはいかない。

ということで、リリース日にダウンロードし、さっそくインストールしてみた。

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Miracle Linuxとは

提供元のサイバートラスト株式会社のサイトによると、

国内唯一の企業向け Linux ディストリビューターである、サイバートラスト(旧ミラクル・リナックス)の Linux は、日本のサービスレベルに求められる信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を兼ね備えています。お客さまのシステム用途に合わせ、お得なライセンス体系もご用意しています。基幹サーバーに求められるクリティカルでシビアな要件から、特定業務用機器への組込みに必須となる柔軟なカスタマイズまで、あらゆるシーンで安心してお使いいただけます。

とある。

そして、Miracle Linux 8.4は、Red Hat Enterprise Linuxをベースに開発された、CentOS 8とのバイナリ語感を維持している。

今までは有償であった、このディストリビューションが、CentOSのサポート終了により、その受け皿となるべくライセンスフリーにしたというのが、今回の経緯。

CentOSユーザーのために移行ツールも用意しており、そのサポート期間は無償版で2030年5月まで、有償版は2032年1月までの長期サポートを保証している。

CentOS後継としては、すでに

が、新たにリリースされている。

ここに、純国産のMiracle Linuxが無償化したため、CentOSユーザー(主にサーバーとして利用)は、一応ほっとしたところだろう。

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Miracle Linux 8.4をインストール

今回は様子を見るため、VirtualBoxにインストールした。

インストールファイルは、サイバートラスト社の以下サイトよりダウンロード。

以下、VirtualBox上でのインストールのスクリーンショットを掲載。

Miracle Linuxインストーラ1

Miracle Linuxインストーラ2

インストール概要画面では、

  • ディスクの選択
  • 時刻と日付
  • ネットワーク
  • rootパスワード

を設定する。

ソフトウェアの選択では、サーバー利用ではないので「ワークステーション」を選択。

Miracle Linuxインストーラ3

Miracle Linuxインストーラ4

Miracle Linuxインストーラ5

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インストール後の設定

VirtualBoxにおける、インストール後のアスペクト比設定は、以下を参照のこと。

インストールが完了し再起動すると、初期セットアップ画面となる。

Miracle Linux初期設定

ここでライセンス情報をチェックし、ユーザーの作成をしておく。

これで、Miracle Linuxが使用できるようになった。

最初のWelcomeウィンドウで、キーボードを選択する。これはデフォルトの「日本語(かな漢字)」のままにしておく。

Miracle Linux キーボード設定

その後、設定を開き、「地域と言語」の「入力ソース」にて「日本語」を追加しておく。
入力ソースには

  • 日本語(かな漢字)
  • 日本語

の2つを表示しておき、トップバー右の「言語」にて

  • 日本語(かな漢字)
  • 入力モード:直接入力

にしておけば、半角/全角キーにて切り替えができる。

Miracle Linux 日本語設定

インストール時にワークステーションを選んだにしては、アプリケーションは超シンプルだ(冒頭画像)。

ソフトウェアにて、必要なアプリケーションをインストールしなければならない。

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クリーンインストールの注意点

VirtualBoxではなんなくインストールできたが、クリーンインストールはそう簡単にはいかなかった。
インストール途中の「パッケージのダウンロード中」でいつも終了してしまう。

公式サイトの「MIRACLE LINUX 8.4 の留意事項」に書かれている、既知の不具合の以下2点が解決の鍵かもしれない。

・GUI 環境で Software を起動し、アップデートを確認する際に、設定によっては packagekitd が不正に終了する不具合があります。

・ネットワークインストールにおいて、追加のレポジトリとしてミラーリストの URL を追加しても、正常にリポジトリが追加されない不具合があります。

そこで、インストーラの「インストール概要」にて

  • ネットワーク:接続しない
  • インストールソース:追加のリポジトリーの「AppStream」のチェックを外す
  • ソフトウェアの選択:最小限のインストール

にてインストールを試みたところ、無事クリーンインストールが完了した。

しかし、再起動でGUI画面が出てこず、コマンドラインでの起動しかできない。

Miracle Linuxをサーバーとして利用する方は、これで問題ないだろう。しかし、デスクトップPCのOSとしてインストールはできないということが分かった。

ライセンスフリーでは、技術的サポートは受けられないようなので、これまで。

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純国産とはいえ課題の多いライセンスフリー

筆者の知識レベルでは、残念ながらMiracle Linuxを使いこなすというところまではいかなかった。

サーバー利用としては問題ないのかもしれないが、このような状況であれば、Alma LinuxやRocky Linuxの方が使いやすいのではと思う。

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