ミニ盆栽初心者の挑戦 8|松ぼっくりからリスタート!

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ミニ盆栽イメージ

【イメージ】

前回から半年以上、盆栽について何も書いていなかったのには理由がある。

順調に成長すると思っていた黒松と南天は、4月に入ってからどちらも枯れてしまった。何がいけなかったのかがわからないまま、しばらく盆栽について考える気持ちが湧かなかったのだ。

しかし、秋らしくなってくると、もう一度一から盆栽づくりをリスタートしてみようという気になってくる。

きっと今頃は、種がたっぷりついた松ぼっくりが実っているに違いない。そう思い、昨年収穫に出かけた公園へ再度行ってみた。

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黒松の種の採取時期やミニ盆栽づくりの工程を再確認

そもそも黒松のミニ盆栽を作ろうと考えたのは、町の花屋さんで見かけた、小さな鉢に半分埋まった松ぼっくりから枝が出ているようなミニ盆栽が始まりだ。

そこからウェブなどでいろいろ調べ、松ぼっくりから種を採取し、種から盆栽作りをしている人が実に多いということが分かった。

そして同時に、ほとんどの人が中途で挫折していることもよくわかった。

大昔、小学校で朝顔の種から育てたこととはわけが違う。だから、一度枯れさせてしまったくらいでくじけるほどのことではない。

ミニ盆栽作りを再挑戦するため、様々な人のブログやウェブサイトを確認して手順を再確認する。

まずは時期。

松の種は「秋蒔き」と「春蒔き」の2回時期があるらしい。松ぼっくりが実って地面に落ちる9~11月が、「秋蒔き」のための採取の時期となる。

一方、採取した種を乾かないように保存しておいて、3~6月に蒔くのが「春蒔き」だ。しかし、採取した種をそのまますぐに蒔くほうが発芽率も生育状況もよいそうなので、実は今(10月)が種まきに最適な時期ということになる。

拾ってきた松ぼっくりは、汚れや様々な菌を取り除くため、一度バケツに水を貼ってそこにつけて汚れを落とす。水につけると、松かさは全て閉じてしまうが、翌日水から上げて乾かすと、松かさが開いてくる。

その時、かさとかさの間に薄い羽のようなものが見え、その奥に松の種がついている。

羽のついた種を丁寧にとり、種を羽から外して今度は種だけ一晩水につける。

その時沈んだ種が、発芽率の良い種だ。沈んだ種だけを取り出し、苗育マットを小さく切ってひとつひとつ底に穴をあけて種を埋める。発芽するまで、乾燥は大敵だ。

首尾よく発芽した芽を鉢に移し替える時も注意だ。

前回は鹿沼土だけの鉢に植え替えたため、栄養が行き渡らなかったのかもしれない。鉢に移し替えるには鹿沼土+腐葉土で、栄養が途切れないようにする。

人によっては鉢に移し替える際に、根をカッターのようなものでスパッと切って植えると奨励している。そのほうがより養分を吸いやすく、丈夫になるとのこと。

苗育マットを使用して発芽したものは、そのまま鉢に植えることが出来るので、自分としてはカッターで切ることはしないことにした。

今のところ独学で調べた結果は以上だ。

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2019年秋の松ぼっくり収穫状況

昨年は、まだどのような松ぼっくりが良いのかもわからずに拾ってきた。思い返してみると、完全にかさが開ききっているものばかり拾ってきたと記憶している。開いている松ぼっくりの種は、朝早いうちに雀に食べられてしまうと聞いた。また、カラスも大敵だ。鳥たちよりも早く、良い松ぼっくりを拾うことが大切だと分かった。

また、時期も遅かった。昨年は11月の下旬だったので、種がついた松ぼっくりは少なかったように覚えている。

昨年と同じ轍を踏まぬよう、今年はずいぶん早め、10月半ばに収穫してきた。

晴れた日の昼ごろ探しに出かけ、下画像のような閉じた松ぼっくりを大量に収穫することが出来た。雨が降った翌日だったのも良かったかもしれない。鳥たちの餌になることなく、無事収穫を終える。昨年同様、黒松がほとんどだが多少赤松も入っている。

帰宅後すぐにバケツに水を貼り、その中に全部つけた。

松ぼっくりからミニ盆栽へ1

それより遡ること1か月前、北海道・道南へ旅行に出かけた際、松前城公園で見つけた松ぼっくり1つを分けて水につけたのち種を採取し、再び種だけ水につけた。そして沈んだ種7粒を苗育マットに埋めてみる。

既に1週間たったが、まだ何も芽らしいものは出てこない。気温にもよるので、気長に発芽を待ってみよう。

松ぼっくりからミニ盆栽へ2

松ぼっくりからミニ盆栽へ3

松ぼっくりからミニ盆栽へ4

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次の工程~苗育マットに種まき

近所の公園で収穫した松ぼっくりは、バケツから取り出した後室内の日が当たるところに置いてひたすら乾かす。雨続きだったのでなかなか乾かなかったが、それでもだいぶ乾いてきて自然に羽のついた種がポロポロと落ちるようになってきた。

そろそろ種から羽を取って、水につけてみよう。一晩経って沈んだ種だけを取り出し、苗育マットに種まきだ。

種を取り終わった松ぼっくりは、きれいに掃除してとっておく。首尾よく発芽したものを、うまくかさの間に埋めるための土台として使用するつもりだ。

何しろすべてが見よう見まね、独学なので、どんな結果になるか全くわからない。しかし、これだけ大量の松ぼっくりから種を採取するのだ、ひとつやふたつくらい順調に育つものもあるだろう(と思いたい)。

これからまた、状況が変わる度にこのブログで報告していくつもりだ。

【こんなのもあるよ…】

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