LinuxデビューはUbuntuかLinux Mintか|ざっくりLinux!- 14

Linux Mint 19.3 デスクトップ

WindowsユーザーがLinuxへ移行するときに、違和感なく使えるディストリビューションはUbuntuだと言われている。確かにLinuxでのシェアはNo.1、日本語ページもあり、わからないことはすぐにネットで調べることができるので、何かと安心だ。

しかし、Windowsユーザーだった筆者がいくつかLinuxのディストリビューションを試してきた結果選んだのは、Linux Mintだった。

理由は「Windowsユーザーが最もとっつきやすいLinuxディストリビューション」ということだ。

理由1 – Linux Mintは軽量ディストリビューション

筆者がLinuxを使おうと思い立ったとき、最初にインストールしたのはUbuntuだった。とにかくみんなが使っているものが、最も使い勝手が良いだろうと判断したからだ。

しかし、初めてだったこともあり使いこなすのに悪戦苦闘した。その時はバージョンが12.4で、Windowsとのファイル共有設定がやたら難しかった(今のバージョンは問題なく共有設定が可能だ)。また、まだまだコマンドを使用しなければ設定できないことが多かった。

その後、Windowsに近いと言われるZorin OSに変えてみた。確かにUbuntuよりは使いやすそうだったが、その当時はまだ日本語サポートが充実していなかった。

スペックが低い古いPCに入れようとしたこともあり、Ubuntu、Zorin OSともに重すぎて使えなかったことも、諦めた理由のひとつだ。

その後、より軽量なディストリビューションを探した結果、Linux Mintに辿り着いた。確かに低スペックでも使うことができる。これなら、実験用の低スペックPCではなく、実務で使用しているPCでも問題ないだろうと実感した。

このディストリビューションの推奨システムは、日本語公式ページで確認できる。

理由2 – UbuntuとLinux Mintの外観比較

Windowsユーザーは、そのユーザインタフェースが最も気になることだろう。なので、さっそくUbuntuとLinux Mint両方のデスクトップ画面を見てもらおう。

日本で一番人気のLinux、Ubuntu

Linux Mint 19.3 デスクトップ

上がUbuntu、下がLinux Mint、最も大きな違いはメニューボタンとツールバーの位置だ。

UbuntuはどちらかというとMac に近く、メニューは画面左、ツールバーは画面上部だ。

それに対し、Linux Mintは左下のメニューをクリックすると、Windows7に近いメニューがプルアップする。また、ツールバーは画面下部にあり、使用しているアプリのタグの並び方までWindowsそっくりだ。

これならWindows7のサポート終了でまだ路頭に迷っているWindowsユーザーでも、使いこなせるだろう。事実、現在筆者はこれで全く違和感なくサブPCとして使用している。

フォルダも、色は違うが、これはもうWindowsだ。なんなら、コントロールセンターから外観の設定を選べば、Windowsブルーに近いフォルダに変更することができる。

カスタマイズが自由なのも、オープンソースの強みだろう。この辺はUbuntuも同様だ。反対に、Windowsでは他のOSに寄せていくことはできないはずだ。

違和感なく使えるオフィス系ソフト

WindowsユーザーがWindowsから脱却できない最大の理由は、オフィス系ソフトだろう。世の中のビジネス文書のほぼ90%はMicrosoftのOfficeでできていると思われているに違いない。

しかし、実際にWindowsから脱却してLinuxとMacに変えた筆者の感想は、ほとんど問題ないということだ。

反対に、MS Office使用時に鬱陶しかったオートフォーマットはLibreOfficeでは気にならない程度しかなく、特に文書アプリはLibreOfficeの方が使いやすいくらいだ。

UbuntuにもLinux Mintにも、インストールしたらすぐに使えるオフィス系ソフト、LibreOfficeがデフォルトで入っている。最新のバージョンではないのでアップグレードする必要はあるが、MS Officeと互換性があり、すぐに仕事を始めることができる。

以下はWord, Excel, Power Pointに替わる各アプリのスクリーンショットだ。アイコンのスタイルのデフォルトはElementaryというものだが、Windowユーザーが迷わないようにColibre(SVG)に設定してある。特に表計算の時には、このアイコンが使いやすいだろう。

Linux Mintで使えるLibreOffice Calc

Linux Mintで使えるLibreOffice Writer

Linux Mintで使えるLibreOffice Impress

オフィス系ソフトについては、UbuntuとLinux Mintに差はない。

まとめ

オフィス系ソフトはUbuntuとLinux Mintに差はない。

だが、上記理由1、2の通り、これからLinuxを始めるなら、軽量でWindowsから違和感なく変えることができるLinux Mintに軍配が上がる。

その他、LinuxにはRed Hat系や日本で開発されたディストリビューションなど様々あるが、Linux Mintは「はじめの一歩」的なLinuxディストリビューションと言えるだろう。

慣れてきたら、以下に紹介しているいろいろなディストリビューションを試してみるのも良いと思う。

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