以前から、ロンドンは雨が多く、ウィンブルドンのセンターコートに開閉型屋根がなかった頃は、雨天順延ばかりだった。しかし、開閉式屋根が新設されたおかげで、その心配はなくなった。
前回に引き続き、自身が知っているウィンブルドンを、少しだけ紹介していく。
今回は、メインゲートから入場して会場全体を歩くとこんな感じ、といったところを紹介しよう。
メインゲート~No.1コートまで
今はどの大会でも、手荷物検査が大変厳しくなってきた。
メインゲートで、荷物チェックを受ける。ここから入ると、目の前にはセンターコートの建物が見える。
左手にはOrder of Playのボード、そして右手入り口わきには、チケット・リセールのボックスがある。
これは、早く帰る観客が、自分のショーコート(センターコート、No.1、No.2コートなど)チケットを、「もう観戦しないから」と入れて帰るためのボックス。午後5時以降は、そのチケットを券面額より安い値段で再販されるのだ。
訪れた当時、再販価格は5ポンドだった。
そのまま、センターコートを左手に見ながら進むと、まずセンターコートの建物1階にフードコート、右手には出店のようなものが並んでいる。ここで、名物ストロベリー&クリームなどを買うことが出来る。
その先には、正面にNo.1コートの大きな建物が見えてくる。
No.1コートの正面を左に曲がると、よく日本人選手が試合を行う17,18番コートがある。ちょっとした観客席があるので、身近で応援が出来るのが特徴だ。
マレーマウント
そのまま右手に進むと、地元っ子がピクニックをしながらテニス観戦をする、通称「マレーマウント(最初に訪れたころはヘンマン・ヒルと呼ばれていた)」に辿りつく。
訪れた時は天気も良く、多くの地元っ子がピクニックをしていた。
ちなみに、ウィンブルドンの入場券は、数に制限があるため入手が難しい。そのため朝早くからみんな並んで手に入れるのだ。
入場券を持っていれば、ショーコート以外のコートは自由に観戦できる。反対に、ショーコートチケットを持っていると、自分の指定席があるコートはもちろん、その他のショーコート以外のコートで自由に観戦できる。
会場全体のマップはウィンブルドンの公式サイトを、また、ここまでの様子を、お粗末ながらビデオに撮ってあるので、以下参照。
その他
一般的に、ウィンブルドン名物として知られているのは、ストロベリー&クリームだ。
しかし、大人には大人のウィンブルドン名物がある。
それはPimm’sだ。
英国人が誇るという、ジンベースのリキュールをレモンスカッシュで割って、ミントの葉を添えると出来上がる。近年、暑くなってきたウィンブルドンの時期には、最適の飲み物だ。
前回紹介した、観戦パッケージを申し込むと利用できるクラブハウスでも、Pimm’sは飲み放題。こちらのほうが、少し品よく出される。
また、ウィンブルドンのロゴマークが入ったものは、お土産として会場内で販売されているが、これはなかなか、というものがあった。
ウィンブルドンのロゴマーク入りシャンパンだ。
日本に持ち帰るのは大変困難だろうが、その場で、または宿泊ホテルで飲むには良いだろう。空きビンを持ち帰るだけでも、良いウィンブルドン記念になりそうだ。
まとめ
ちょうど大会開催中だったので、テニスの最高峰ウィンブルドンを2回にわたって紹介してきたが、これはほんの一部である。
本来、ウィンブルドンと言えばセンターコートを指すくらい、センターコートがテニスの聖地である。これを観ずして、ウィンブルドンに来たとは言えない。センターコートについては、ウェブサイトやTVで見るのではなく、是非現地に足を運んでみてほしいので、あえてここでは紹介しない。
毎年大会が終了した月(7月)には、翌年のウィンブルドン観戦パッケージが早割で販売開始される。他の大会なら、間際でもチケットを取れるかも知れないが、ウィンブルドンのセンターコートだけは早くに入手すべきだ。
手前みそだが、当社でも毎年7~8月には翌年の料金をウェブサイトで公開しているので、来年ウィンブルドンに行こうと考えている人は、以下をご覧いただきたい。
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