ストレスフリーなLinuxはやっぱりUbuntu

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Ubuntu 22.04LTS Jerryfish

久しぶりにLinuxのことを書いてみよう。

近頃は、特に目新しいディストリビューションも見当たらず、DistroWatchのランキングはほぼ変わらない。上位のディストリビューションは、実際にインストールしてみて、ほぼ試した。

現在は、Windows7時代のPC、Thinkpad X240に、Ubuntuの最新バージョン22.04LTS「Jerryfish」を入れている。

結局、UbuntuがストレスフリーなLinuxであることは間違いない。

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WindowsやMacとLinuxを比べることをやめてみた

パソコンは、仕事や趣味に幅広く利用されているもの。スマートフォンのOSにiOSやAndroidがあるように、使いやすければそれでいいはず。

Windowsが使いやすい人にはWindowsを、Macが使いやすい人にはMacを、そしてLinuxが使いやすい人にはLinuxを使えばいい。

それぞれ一長一短があり、だからこそ使う人が分かれるのだろうと思う。

筆者は、Windowsの商業主義がだんだんと嫌になり、同時に会社を経営するようになって、経費のことを考えるようになった。単に仕事の道具の一つであるパソコンに、3年ごとに買い換えるような日本の車社会を見るようで、WindowsのOSアップグレードのたびに費用がかかることは無駄だと思った。

しかし、別の面から考えれば、仕事の道具が最も大事という人もいるかもしれない。費用をかけても、常に最新の状態のパソコンを使うことが良いことと考える人もいるだろう。

自治体によってはLinuxを使い始めるところも出てきたようだが、官公庁は相変わらずWindows一辺倒だ。DXだとかなんとか言いながら、汎用性もなくまるっきりDXではないと思う。

だが、それでいいのかもしれない。

日本に限らず、世界のOSシェアは相変わらずWindowsがダントツだ。そんな人たちに、Linuxが無料でオープンソースだと伝えても、なんの反応もないだろう。

OSの良し悪しを比べること自体が、無駄に思えてきたということだ。

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Linuxの中ではUbuntuがベストディストリビューション

さまざまなLinuxディストリビューションをインストールして使ってみた感想は、

「ディストリビューションの世界は、大体Ubuntu系、Debian系、RedHat系、Arch Linux系でできている」

ということ。

どんなに斬新でスタイリッシュなディストリビューションも、大体上記のどれかの系統に入る。ということは、Linuxを使うなら、上記どれかのオリジナルを使うことが、サポートやアップデート・アップグレードの面でアドバンテージがあるということ。

とはいえ、Debianはちょっとやぼったいし、RedHat系のFedoraは先進的すぎる。Arch Linuxはコマンドが特殊だし、そう考えるとやっぱりUbuntuが一番使いやすく、ストレスフリーだ。もっとも、UbuntuもDebian/GNUがオリジンなのだが。

インストールはグラフィカルで簡単、インストール後は日本語ですぐに使い始めることができる。パソコン3大ソフトウェアともいうべき、

  • ブラウザー(FireFox)
  • メーラー(Thunderbird)
  • オフィスソフト(LibreOffice)

は、プリ・インストールされている。ブラウザはChromeがマスト、オフィスソフトはどこそこなどと選ばなければ、すぐに使うことができ、汎用性もある。

デスクトップデザインは、特にスタイリッシュでもなんでもない。しかし、使いやすさを第一に考えれば、Ubuntuのデスクトップは他のOSと比べても使いにくいということはない。

セキュリティ面も、深く考える必要はない。

LTS(Long Term Support)であるため、すぐにアップグレードは必要ないし、日々のアップデートは「ソフトウェアの更新」がマシンの状態をチェックしてくれている。
お知らせが来たら、指示通りに更新するだけで、最新の状態を保ってくれる。何より、巨大なカノニカル社が支援をしているから、サポートが終了するということがない。

この辺りは他のDebianやRedHat系なども同様だと思うが、やはりUbuntuは日本人に馴染みの深いLinuxディストリビューションであることが大きな要因だろう。

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ポピュラーなブラウザGoogle Chromeもインストール可能

ソフトウェアのインストールも簡単だ。Ubuntu Softwareというアプリを使えば、使いたいソフトウェアを探してすぐにインストールできる。

例えば、ブラウザはGoogle Chromeが良いという方は、以下のようにUbuntuにインストールできる。

1.Chromeのサイトで、「Chromeをダウンロード」をクリック。

Google Chromeダウンロード画面
2.開かれたウィンドウの指示により、「同意してインストール」をクリック。

Google Chromeダウンロード画面2
3.ダウンロードしたファイルを右クリックし、「ソフトウェアのインストールで開く」を選択。

たったこれだけだ。

最新のバージョンでは、ほとんど端末(ターミナル:真っ黒い画面でコマンドを叩く)を開く必要はない。コマンドを使えないわけではないが、あれこれコマンドを覚えるのが面倒くさいだけだ。
Ubuntuなら、ほどんどの作業はコマンド不要でできる。

ソフトウェアセンターにはないソフトウェアをインストールしたいとき、Flatpakは便利だ。

だが、これだけは端末を使用しなければならない。
はじめに、Flathubから「Quick setup」を選び、ディストリビューションごとに端末操作手順が出てくるので、それに従ってインストールする。

だが、それ以外はほとんど端末は不要なところは、最近のどのディストリビューションも同様かもしれない。

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ストレスフリーなUbuntuのまとめ

パソコンにとってのストレスフリーというのは、

  • 起動時間が早い
  • 軽量・レスポンスが早い

といったことがポイントなのだろうが、それらは全てデバイスによるもの。

ディストリビューションによるストレスフリーとは、

  • インストールが簡単
  • すぐに日本語で使うことができる
  • プリ・インストールされているソフトウェアが豊富
  • ソフトウェアのインストールが簡単
  • 使いやすいデスクトップデザイン
  • 端末をほぼ使うことがない
  • PCに過度な負荷をかけない、又は古いPCでも使える

といったところだろう。

これらを総合的に考えると、少なくとも筆者にとっては、UbuntuはストレスフリーなLinuxディストリビューションだといえる。

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