初めてのUbuntu〜セットアップとカスタマイズ編|ざっくりLinux!- 33

Ubuntu 20.04 LTSデスクトップ画面

前回は、公式サイトからisoファイルをダウンロードし、Ubuntu 20.04 LTSをパソコンにインストールするところまでを案内した。このままでもすぐにパソコンとして利用が可能だが、最初に行うセッティング、さらには自分好みにカスタマイズするまでを紹介する。

最初にしておきたいセットアップ

日本語入力

最初は、文字入力についてだ。下記画像の通り、右上の「A」のプルダウンから、「日本語(Mozc)」を選ぶ。

Ubuntuの日本語入力設定

これだけで良い。Writer(オフィス系ソフトの文書作成ソフト)などを利用する時、「半角/全角キー」で切り替えができるようになる。余計な、そして難しい設定はなにもない。

画面ロック解除

Linuxはどれも、なにも動作していない状態が続くと、自動的に画面がロックされるようになっている。再度使う時に、いちいちパスワード入力をするのは面倒くさいので、これを解除しておくと便利だ。

画面左下のドットが9個キューブ状に並んでいるアイコンが「アプリケーションを表示する」もので、これをクリックしアプリケーション一覧を表示する(下画面)。

Ubuntu アプリケーションの表示画面

ここから「設定」をクリックし、「プライバシー」タブをクリックして以下画面へ進む。

Ubuntuの画面ロック解除
「画面ロック」タブを選び、「自動画面ロック」をオフにする。これで余計なパスワード入力が不要になる。

ネットワーク共有

以前は、いちいちsambaというソフトウェアをインストールしなければ、他のパソコンとのファイル共有を設定することができなかった。しかし、最近のバージョンでは特に設定することなく、他のパソコンのフォルダを閲覧することができるようになっている。

まずは、左側のドック(お気に入り)からフォルダアイコンを選ぶ。するとファイルマネージャが開くので、左側メニューの「+他の場所」をクリックすると、すでにネットワーク上のパソコン一覧が表示される(下画像)。

Ubuntuのファイルマネージャ1
閲覧したいパソコンのフォルダをクリックすると、そのパソコンのパスワードを入力する画面となるので(下画像)、パスワードを入力し、「期限なしでログインする」を選ぶ。
これで、以降はすぐに見たいパソコンのフォルダがすぐに閲覧できるようになった。

セキュリティソフトのインストール

以前から、UbuntuをはじめとしたLinuxにセキュリティソフトは不要と言われてきた。Windowsに比べてシェアが少ないことや、何かをインストールする時に必ず管理者権限で行う(パスワード入力を要求される)ことから、ウイルスに攻撃されにくいとされている。

しかし、近年はLinux対象のマルウェアが出始めるなど、決して不要とは言い切れない。この「ざっくりLinux!」シリーズでも何度か取り上げたが、いろいろ試した結果、

Sophos Anti-Virus for Linuxがセキュリティ対策にベストなソフトウェア

だと思った。常駐タイプで普段はなにもしなくてもよく、マルウェアが侵入した場合はすぐにお知らせしてくれる優れものだ。以前は有償だったが、無償になったので是非使ってみて欲しい。

Sophos Anti-Virus for Linuxのインストール方法については、以下記事でまとめている。

Sophos Anti-Virus for Linuxをインストール!Linuxのアンチウイルスソフト|ざっくりLinux!- 6

圧倒的なOSシェアトップのWindowsとは違い、Linuxはセキュリティ対策は不要と言われている。ファイルの実行にはルート権限が必要なこともあるため、それほどウィルス対策ソフトも開発されてこなかったようだ。しかし、Symantec社でもLinux製品を販売しているように、まったくLinuxのPCがウィルスに狙われないとは言い切ることはできない。なので、何か入れておこうと調べてみたら、Sophos Anti-Virus for Linuxというアンチウィルスソフトが無償となったというので、早速入れてみることにした。

尚、「低スペックPC向けアンチウィルスソフトComodo Antivirus for Linux|ざっくりLinux!- 8」で紹介したGUIモードのセキュリティソフトは、残念ながら最新バージョンのUbuntuでは不具合が出るため、推奨しない。

ソフトウェアの追加

Ubuntuでソフトウェアをインストール方法はいろいろあるが、その中で初心者にも簡単な方法をいくつか紹介する。

ネットからダウンロードファイルをインストール

Ubuntuのブラウザは、デフォルトはFire Foxだ。これでももちろん問題ないが、人によってはChrome派もいるだろう。その時は最初だけFire Foxを開いて、Google Chromeのページからインストールファイルをダウンロードしよう。
公式サイトからダウンロードボタンをクリックすると、以下画像の通り表示される。自動でパソコンのOSを読み取るので、そのまま「同意してインストール」を選ぶ。ダウンロードしたファイルは、念のためフォルダに保存する。

UbuntuにChromeをインストール1

下画像は、ダウンロードフォルダに保存されたChromeのインストールファイルだ。

UbuntuにChromeをインストール2

これを右クリックし、「ソフトウェアのインストールで開く」を選ぶ。そして、以下画像の通り表示されたら「インストール」をクリックするだけだ。パスワードを入力したら、インストールが開始される。

UbuntuにChromeをインストール3

これでChromeが使えるようになった。よく使うのであれば、左側のドック(お気に入り)に追加しておけば良い。

「ソフトウェア」からインストール

ブラウザからダウンロード&インストールしなくても、Ubuntuの「ソフトウェア」からインストールすることもできる。
左側のドック(お気に入り)にあるカバンアイコンをクリックし、「ソフトウェア」を開く(下画像)。

Ubuntuのソフトウェア

筆者はウェブ管理のソフトウェアが必要なので、試しにトップ画面にあるVisual Studio Codeをインストールしてみる。
これもChrome同様、「インストール」をクリックし、パスワードを入力するだけで最新バージョンのものがインストールされる。
その他、Synapticパッケージマネージャというソフトウェアインストールのためのアプリや、直接端末からインストールする方法など、Linuxにはいろいろなインストール方法があるので、慣れてきたら試してみるのも良いだろう。

Ubuntuのカスタマイズ

Linuxの良いところの一つが、自由にカスタマイズできる点だ。デスクトップの背景(壁紙)はもちろんのこと、お気に入り(ドック、またはパネルともいう)の位置及び動作など、使いやすくカスタマイズできる。このようなカスタマイズは、Windowsにはないかもしれない。

壁紙の変更

どのパソコンも壁紙の変更は可能なように、Ubuntuでも簡単に壁紙を変更できる。設定から「背景」を選ぶと下記画面の通りとなる。デフォルトでいくつか画像があるので、好みのものを選ぶと背景が変わる。

Ubuntuの背景設定

これ以外にもネットで「Ubuntu 壁紙」と検索すれば、好みの壁紙を探すことができる。

ドックの変更

デフォルトで画面左側によく使うアイコンが並んでいるが、これドック(お気に入り)という。これの位置を変更し、不要な時は自動的に隠すことができるようにする。

Ubuntuのメニューカスタマイズ1

「設定」→「外観」を選ぶと、上記画面となる。ここで、「Dockを自動的に隠す」を選び、表示位置を「下」に選ぶ。さらに、アイコンのサイズを少し小さくしたものが以下だ。

Ubuntuのメニューカスタマイズ2

個人的には、ドックが左側にあると何かと操作しにくいので、下に持ってきた。また、自動的に隠れるようにしておけば、作業中は画面いっぱい使うことができる。

前回、今回の2回にわたって、Ubuntuのインストールから自分好みにカスタマイズするまでを書いた。
Linuxをよく知るにも、Ubuntuは最適のディストリビューション(OS)なので、自分自身もそうだが、いろいろネットで検索しながらより使いやすいマシンにしていきたい。

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