一から始めるWeb制作 #2〜ウェブサイトの仕組みとHTML

HTMLコーディングイメージ

ウェブサイトは、HTMLというプログラミング言語でできている。

上の画像のようなものだ。

真っ黒い画面に、アルファベットと奇妙な記号が並んだだけのものが、どうやってネット上に整頓されて、ウェブサイトとして表示されるのか?

Web制作を始める前に、まずはウェブサイトの仕組みと、それを形造るHTMLについて知っておきたい。

ウェブサイトの仕組み

Web制作は、ウェブサイトの仕組みを知らないと理解できないので、最初にこのことについて簡単に触れておこう。

普段、ネットで見ているウェブページは、イメージ画像を取り入れながら、読みやすく整理されている。それは全て、HTMLでコーディングしたファイルを、ネット上にアップロードして視覚的にわかりやすく表示されている。

どのページでも良いので、試しにページ上で右クリックして、「ページのソースを表示」してみよう。右クリックができないページは、

Google Chrome:右上の設定–>その他のツール–>デベロッパーツール
FireFox:右上の設定–>ウェブ開発–>ページのソース

でも良い。

表示されたコードとアルファベットが並んだページが、HTML文書だ。そして、HTMLコーディングとは、このようにコードと文章が混ざったファイルを書いていく作業のことを指し、コーディングによってウェブを制作していくことを、Web制作という。

そして、「ウェブサイト」は、互いにリンクしあった一つ一つのHTML文書(ウェブページ)の集合体のこと。

HTML文書はシンプルなテキストファイルでできていて、表示させる文章や画像の前後に、「タグ」というHTML(HyperText Markup Language:ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の約束事でくくられている。これによって、ページの体裁を整えたり、装飾したり、あるいは他のページにリンクすることができる。

単なるテキストファイルが、鮮やかで美しいウェブページとして表示されるのは、この「タグ」のおかげ。

次は、そのテキストファイルの集合体を、どうやってネット上にアップロードして、ウェブサイトとして表示させるか?

IPアドレス・ドメイン・サーバーを知っておこう

パソコン内でに保存したテキストファイルは、FTPソフトを使って、決められたサーバー(自社サーバーまたはレンタルサーバー)へアップロードする。

各サーバーには、「IPアドレス」というネット上の住所が割り当てられていて、サーバーがIPアドレスを管理している。

サーバーには、

  • Webサーバー
  • メールサーバー
  • DNSサーバー

がある。

Webサーバーは、文字通りウェブサイトを表示するためのファイルを保管するもの。メールサーバーは、メールの送受信を提供するものだ。

では、DNSサーバーとは何か?

DNSは、Domain Name Systemの略。そしてDNSサーバーは、ドメイン名を管理しているサーバーのこと。ドメイン名とは、ブラウザのURLバーに表示される、「www.◯◯◯.com」という、あれだ。

DNSサーバーは、ネット上の「住所」であるIPアドレスと、ネット上の「名前」のドメイン名をつなぐ役割を果たしている。

通常ひとつのサーバーを用意したら、最低この3つのサーバーは一つにまとめられている。

これらをまとめると、

「Webサーバー」にアップロードされたHTML文書は、「DNSサーバー」によってネット上の特定のドメイン名で表示され、それが「ウェブサイト」になる

ということ。

Web制作の中心となるサーバーはWebサーバーなので、メールサーバーとDNSサーバーについては、存在を知っていれば良い程度だ。

ナビゲーションとディレクトリ

制作されたHTML文書は、決められた「規則」のもと、パソコン内にフォルダ分けして保存する。

この規則とは、「ネット上に表示されるウェブサイトのナビゲーション通りに」ということだ。

手前味噌になるが、筆者が所属する会社のホームページは、以下の図のようにファイルを整理している(多少簡略化している)。

例えば、ウェブサイトのメニューには、「スポーツ」や「スケッチ」という項目があり、その項目を示すフォルダを作成している。

ディレクトリ

ウェブサイトでは、フォルダのことを「ディレクトリ」と呼んでいる。

トップページにあたるファイルや、各項目ごとのディレクトリを格納している大元のディレクトリは、便宜上「Home」としているが、アップロードされたあとは「root」ディレクトリにあたる。

さらに、メニューの「スポーツ」を選択すると、「ゴルフ」や「テニス」といったページを選択できるようになっている。これらは「サブディレクトリ」だ。

このように、パソコン上のフォルダ(「ローカルディレクトリ」という)は、アップロードした後表示されるウェブサイトのメニュー(ナビゲーション)通りに整理しておく、というのが、「規則」になる。

次に、ローカルディレクトリにある各フォルダとHTML文書を、どのようにネット上に公開するのか?

ローカルディレクトリにある全てのフォルダとHTML文書は、FTPソフトを使って契約しているサーバー上へアップロードする。

以下は、FileZillaというFTPソフトを使って、当社サーバー上にアクセスした時の図だ。

FileZillaスクリーンショット

左側にはローカルディレクトリ、右側にはリモートディレクトリ(サーバー上のディレクトリ)が並んでいる。他のFTPソフトも、だいたい同じような作りになっている。

このソフトを使用して、ローカルディレクトリにあるフォルダやHTML文書を、右側のリモートサイトの各リモートディレクトリに「規則どおり」にアップロードすれば、めでたく制作したHTML文書がネット上に公開されるという仕組みになっている。

まとめ

ウェブサイトは、パソコン上のローカルディレクトリに格納されたHTML文書を、FTPソフトなどを使ってサーバーへアップロードすることにより、World Wide Web(www)上に公開される。

サーバーには、ネット上の住所としてIPアドレスが割り当てられていて、DNSサーバーにより、ウェブサイトの名前を示すドメイン名と結び付けられる。

文字だけではわかりにくいかもしれないが、ウェブサイトの仕組みを知っておくことで、HTMLコーディングを知るのに役立つはずだ。

次回は、ウェブ制作に必要なものついて説明しよう。

【本で学習したい人はコレ】

コメント