インターネットで閲覧できる、企業やショップのホームページを「ウェブサイト」という。
その「ウェブサイト」を制作する技術は、副業・転職・キャリアアップにつながったり、あるいは、独立起業することもできる、需要のあるスキルだ。
現在、副業や収入アップのスキル探しをしている人に向けて、これから、まったく経験がない人でもすぐに始められる「一から始めるWeb制作」について、書いていこうと思う。
未経験でも始められるWeb制作
筆者は、いわゆる「プログラマー」や「ウェブデザイナー」ではない。
旅行会社として独立起業して約20年、その間、一貫してネット上で旅行商品を販売してきた、「旅行屋」だ。
カウンターでパンフレットを見せながら、旅行を案内するようなスタイルをやめ、全てウェブサイトで旅行手配を行う、ウェブ旅行会社をやってきた。
一見、畑違いのように見えるが、仕事の基盤となるものは、会社のホームページ。
ちなみに、当社のウェブサイトは以下からご覧になれる。
「自分でできることは自分で」をモットーに会社を運営してきたので、ホームページも一から十まで、独学で制作してきた。
特別なプログラミングを覚える必要もなく、HTMLがなんたるかさえ知っていれば、誰でもホームページを作ることができる。
これは、約20年独学でやってきた、筆者が実感していることだ。
だから、Web制作のスキルは、こんな人に身につけてもらいたい。
- 副業を始めたい
- いずれは、副業から本業にしたい
- 現在、得意なものや技術が何もない、未経験
- 技術を身につけて独立したい
- すぐに始めたい
Web制作のメリット・相場
よく、ウェブ制作は「オワコン」などと言われているが、とんでもない、これからますます需要は増えるだろう。
もはや、インターネットは生活のインフラとなっており、あらゆる企業やショップ、個人も団体も、自分のウェブサイトが必要になっている時代だ。
飲食関係のお店は、よく「食べログ」や「ぐるなび」などのグルメサイトに登録はするものの、自分のホームページは持っていない、というところは、まだまだ多い。
無料でネットショップが作れるBaseといったサイトもあるくらいなのに、だ。
もし、こういったお店がみんな、
「自分の店のホームページを持ちたい」
と思ったら、どうなることだろう。
朝から晩までお店に立っている店主は、筆者みたいに一からWebサイト作りなど、忙しくてできるわけがない。
そうなると、みんなネット上で「Web制作代行」と検索するに違いない。
そこで必要とされるのが、このスキル「Web制作」だ。
Web制作のメリット
では、ウェブ制作のスキルを身につけることのメリットはなんだろうか?
答えは以下のとおり。
- 廃れることがない
- パソコンがあれば、どこでもできる
- 未経験でもすぐに始められる
上述の通り、Web制作は「オワコン」どころか、これからも必要とされるスキル。けっして廃れることはない。
また、基礎となるHTMLは、そこからプログラミングの知識を身につけるステップとして重要なことから、やり方によっては、いくらでもスキルを広げることができる。
コロナ禍によるテレワークは、企業にとってはマイナスだったようだが、Web制作の世界は、最初からパソコン1台あればできる仕事。
オフィスにこだわることなく、自宅やカフェで、好きなスタイルで仕事ができる。
事前に専門知識を身につけなくても、すぐに始められるところもメリットの一つ。覚えたことはすぐに実践できるし、ネット上は「Web制作の教科書」だ。ググれば、いくらでも実践したいデザインが見つかる。
Web制作の相場
一方、Web制作で得られる収入の相場は、どれくらいなのだろうか?
筆者は、それを副業としていないので、あくまでネット上の統計だが、おおよそ以下のようである。
- コーディング:10,000〜20,000円
- デザイン:50,000円〜
- Web制作:50,000〜300,000円
特に、最後の「Web制作」は、クライアントからホームページ全体のコンセプトを聞き、デザインし、サイト全体のページを作り上げるまでをいう。
金額に開きがあるのは、ウェブサイトのボリュームによるもの。ちょっとした、数ページ程度のホームページは、50,000円くらいからが相場らしい。
詳しくは、クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」や「ランサーズ」に登録して、よりリアルな相場を確認してみるのも良い。
副業をする際登録必須のサイトなので、今のうちに登録しておくのも良いだろう。
次回の予告を少しだけ〜「ウェブサイトの仕組みとHTML」
今回は、いわば序章のようなものなので、次回から具体的にWeb制作について、詳しく述べていく。
最初は、ウェブサイトの仕組みとHTML。
ウェブサイトは、HTMLという言語を使って書いていくもの。文字だけではなく、イメージ画像を取り入れながら、整理してネット上で見やすくしていくことが、Web制作の基本となる。
では、HTMLで書かれたものは、どうやってWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)に掲載するのか?
これらをイメージできたら、その時点でもう、Web制作ができるようなものだろう。
また、このシリーズでは、
- ウェブ制作全体
- コーディング
- ウェブデザイン
の、3カテゴリーに沿って進めていくつもりである。
コメント