レンタルサーバーの契約とWordpressのインストール
レンタルサーバー選定
WordPressを使用するには、レンタルサーバーと独自ドメインが必要だ。すでにGoogle Domainsで独自ドメインは取得済みなので、レンタルサーバーを探すことから始める。
以前Wordpressを利用していた時は、会社のウェブサイトのサーバーでサブドメインとして利用していた。当然のことながら、アドセンスはサブドメインでの申請は不可だったので、その時はアドセンスを利用していない。
「レンタルサーバー」で検索すると、様々な比較サイトがヒットする。その中のいくつかを見てみると、おおよそ以下のような感じだ。
「性能・速度重視」
・エックスサーバー
・ConoHa
・mixhost
「安さ・コスパ重視」
・ロリポップ
・さくらレンタルサーバー
エックスサーバーは、どのサイトでも信頼されて利用されている、レンタルサーバーではトップクラスのようだ。しかし、今回は「安さ・コスパ重視」から「ロリポップ」を選んだ。
ほとんどのレンタルサーバーで「Wordpress簡単インストール」機能があるので、自身でダウンロード&インストールの手間が省ける。ロリポップではちょうどキャンペーンを行なっていて、ハイスピードプラン購入で初期費用が0円になった。
WordPressのインストール
ロリポップを契約し、さっそくログインしてみる。
「サイト作成ツール」–>「Wordpress簡単インストール」へ進み、画面の指示に従ってWordpressをインストール。Bloggerのサイトアドレスで登録し、ものの5分ほどで完了する。
次に、独自ドメインの設定。
ロリポップの「独自ドメイン設定」を一通り読み、Google DomainsのDNSを「カスタムネームサーバー」に変え、ロリポップが指定するプライマリ・セカンダリネームサーバーを入力して保存する。
これだけで、ドメイン側の設定は完了だ。
WordPressの事前設定
WordPressのログイン画面から、設定したIDとパスワードでログインする。2年前まで使用していたが、ダッシュボードはほとんど変わらない。
「設定」–>「一般設定」で、Bloggerのサイトアドレス、ブログ名を登録しておく。独自ドメイン取得の際、SSL/TLS証明書を取得済みなので、サイトアドレスはhttpsから始まるアドレスで記載しておく。
次に、パーマリンクの設定。Bloggerでは、各記事のアドレスが「年/月/記事名.html」となっているので、パーマリンク設定のカスタム構造にて
/%year%/%monthnum%/%postname%.html
としておく。
その後、
・Blogger Importer Extended
・Blogger 301 Redirect
のプラグインをインストールする。
「Blogger Importer Extended」は、文字通りBloggerの記事をWordpressへ取り込むプラグイン、「Blogger 301 Redirect」は全ての記事を301リダイレクトするためのプラグインだ。
先に記事のインポートから始める。プラグインの説明に沿っていけば、簡単にインポートできる。
インポートが完了した時点では、BloggerとWordpress双方に同じ記事がある状態のため、「Blogger 301 Redirect」にて301リダイレクト処理を行う。Setting画面のOptionにて(Recommended)にチェックを入れて保存。
その後、「Method 1:Using New Blogger Template」箇所のxmlファイルをコピーしておく。
これでBloggerからWordpressへデータ移行が完了した。
Blogger側の設定
バックアップを保存
何らかの不具合が起きた場合に備えて、Bloggerのデータをバックアップしておく。
「設定」–>「ブログの管理」にある「コンテンツをバックアップ」で、xmlファイルをローカル環境に保存する。
この場合、ブログに使用している画像はバックアップされない。 画像は、Googleアルバムアーカイブ内に「Bloggerの写真」というアルバムがあるので、それをそっくりダウンロードする。
閲覧権限の変更
「設定」–>「読者の権限」を「投稿者に限定公開」としておく。
カスタムRobot.txtの変更
「設定」–>「クローラとインデックス」にてカスタムRobot.txtに
User-agent: * Disallow: /
と書き換えておく。
独自ドメイン記載の削除
「設定」–>「公開しています」にて、カスタムドメインに記載されている独自ドメインアドレスを削除する。
テーマテンプレートの変更
WordPressのプラグイン「Blogger 301 Redirect」にてコピーしておいたxmlファイルを、Blogger側の「テーマ」–>「HTMLの編集」画面にて全て貼り付けて保存する。
これでBlogger側の移行設定は完了した。
WordPressでの体裁修正
WordPressテーマの選定
最近の無料のWordpressテーマは、どれも設定が至れり尽くせりのようだ。そこで、特にSEOに強く、出来れば企業向けのシンプルなテーマにしたいと思い、以下3つに絞ってみた。
Xeoryは、筆者がCMSの師と仰ぐ「バズ部」のオリジナルテーマだ。とてもシンプルでレスポンシブにも強く、企業向けのサイトが簡単に作れる。トップページを固定ページにて作成するタイプなので、これは今後学習用にとっておく。Lion Blogも同様だ。
3つ全てをインストールしてみた結果、使いやすく設定も丁寧なCocoonを、新たなブログテーマにしてカスタマイズしていくこととした。
具体的なカスタマイズは、ダッシュボードのCocoon設定画面でプレビューを見ながら設定出来るので、とても簡単だ。以前使用していたテーマより、格段に使いやすくなっている。
WordPressは、htmlやcssの知識がなくてもブログやサイトが作成できるツールとして知られているが、再び使い始めてよりその感じが進んだように思える。
インポートした記事の修正
いくらプラグイン「Blogger Importer Extended」が優れているからといって、Bloggerからインポートした記事は、やはりWordpressでは正常に表示されない。
まず、Blogger使用時に挿入していた各広告コードを削除する。画像のアドレスはBloggerのままのため、Googleアルバムアーカイブからダウンロードした画像を、再度貼り直す。 わずか200弱の記事数だが、これが結構手間がかかった。ついでに、リライトしながら不要な記事を削除していく。SEOについても書き直しだ。
ブログ自体の移行は1〜2日で出来たが、記事の修正に時間がかかり、全ての移行完了に1週間ほどを要した。
移行が完了したブログは以下から。あいにく、Blogger側ではすでにみることができないので比べることは不可能だが、一般的なBloggerのサイトと比較してみて欲しい。
また、このブログ「ウラの裏」は引き続きBloggerで書き続けていくつもりだ。
Local by Flywheelのインストール
わざわざ使い慣れているGoogle BloggerからあえてWordpressへ移行した理由に関わることの一つに、よりWordpressを理解することがある。それには、ローカル環境でテストサイトを作ることができる「Local by Flywheel」というソフトウェアが必要だ。移行したブログを、ローカル環境で下書きするためではない。
これを利用して、Wordpressでできることをいろいろ調べていきたい。
【サーバー移転の際は・・・】

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