第1回から4回までで、Bloggerでブログを開設しアドセンスを申請するまでを書いた。ここまで一銭もかかっていない、完全な「予算ゼロ」だ。
Bloggerで書き続ける限り、独自ドメインを取得する必要もないし、レンタルサーバーを借りる必要もない。それでいて、アドセンス申請をしなくても余計な広告が表示されることはなく、やろうと思えば一つのIDで100もブログを作ることができる。
Bloggerは最強のブログサービスだ。
そんなBloggerを利用して書く「魅力あるブログ」とはどんなものなのか?最終回は、魅力ある、みんなに読んでもらえるブログ作りについて書いてみようと思う。
アドセンスはPV数が全て
ブログを始める人の大半は、あわよくばブログで稼ぎたいと思っている人たちだろう。筆者もアドセンスに合格してから2年が経つが、いまだにどうしたら収益が上がるのか、迷うばかりだ。
ネット上では「アドセンスでこれだけ稼げる」とか「アフィリエイトの方法」といったブログ論を展開している記事をあまた見かけるが、前回も書いた通り「アドセンス に正解はない」に尽きる。だから、自分で答えを見つけるしかない。
しかし、たった一つ正解がある。それは、
アドセンスはPV数が全て
ということだ。
広告の表示数ではない、アドセンス のダッシュボードのレポートで表示される「ページビュー」が増えることを全てやったほうがいい。
PV数が増えれば、自然とクリック数が上がってくる。そして、PV数に付随することについて触れてみたい。
広告の配置
よく、クリックしてもらいやすい広告の配置といった記事でPV数を稼いでいる記事を見かけるが、正直なところ配置はさほど関係ないと思う。全く関係ないと言えば嘘になるが、あれこれレイアウトをいじってみたところで、飛躍的に収益が上がるわけではない。
筆者があれこれ実践した結果、究極の広告配置は
- 目次前のリンク広告
- 記事下のディスプレイ広告(レスポンシブ)
- 記事内広告
をうまく組み合わせて配置すれば良いという結論に至った。
Googleさんが推奨する自動広告は、ブログ全体のレイアウトを崩してしまったり、広告の数が増えすぎるため、かえって敬遠されやすいという理由から、外してしまった。よほど頓珍漢な場所に配置していない限り、広告のクリック率は配置で変わることはないということだ。
筆者自身、他の人のブログを読んでもほとんど広告をクリックすることがない。それくらい、広告は本来邪魔だと思っている人が多い。
しかし、ある人にとってはその広告がとても魅力的で、クリックして中身を見てみたいと思うものがある。
クリックされる確率は、それくらい低いものだ。だから、少しでも多くクリックしてもらうには、とにかくPV数をあげるしかなく、配置如何ではないということだ。
読みやすさのために目次を作成する
PV数を上げる効果の一つとして、小見出しと目次を作成して読みやすくすることが挙げられる。
誰でも、自分よがりな読みにくいブログ記事は敬遠してしまうだろう。だから、ある程度ブログのセオリーに沿った記事作りは必要だ。
第2回(以下記事)で書いた通り、記事には小見出し(h2タグ)をつけるべきだ。
Bloggerは記事タイトルがh1タグで括られているので、記事の内容に合わせた小見出しはh2タグで囲う。そして、小見出しを「この記事の目次」として序文のあとに用意しておけば、どんなことが書かれているのかおおよその想像がつく。何より、目次でユーザーにより興味を持ってもらえることになる。
すっきりした記事は読みやすいし、共感を得られる。
SEOが何たるかくらいは知っておこう
検索エンジン最適化のことを「SEO」という。自分のブログが検索の上位に来るように調整することだ。
これも説明し始めたらきりがないし、これさえも正解はないので割愛するが、これがなんたるかは知っておいたほうが良いかと思う。
必要なことは、
- 記事で書きたいこと(キーワード)をタイトル、小見出しに入れる
- 誰に読んでもらいたいかを設定して書く(ターゲティング)
くらいだ。それ以上はネット上に溢れるほど書いてある。
そして、最適なSEO解説は、SEOのほとんどを決めるGoogleさんの「検索エンジン最適化スターターガイド」だ。これに沿って自分のブログを見直すのが、SEOの最も近道だと思う。
もう一つ紹介しておきたいサイトがある。
ブログがなんたるか、そしてどうすればよりPV数を上げることができるかについて実に詳しく説明してくれている、筆者のバイブルともいえるサイトだ。書いてあることは少々難しいが、読む価値はある。
嘘のない正攻法が一番
最後に、ブログは虚構のない真実を書くことが一番だと思う。
嘘はどうしても嘘でしかないし、小手先のSEOだとか広告配置は、しっかり書かれた文章の前ではなんの役にも立たない。
ましてや、どこかのサイトのコピペだとか、画像を無断で借りてしまうことなどは、虚像でしかなく誰も読んではくれない。
本来、ブログはネット上の日記だ。書き手のありのままをさらけ出し、嘘のない真実だけを書いていけば、自然と共感を得られるときがある。
個人的には、商品を紹介するだけのアフィリエイトブログはブログにあらずと思っている。アフィリエイトが間違っているわけではないので誤解のないように。ネットで収益を上げることは立派なことだし、現実的だ。
しかし、何かしら自分が得た知識やノウハウ、また自分が実践していることや体験談、こういったことを「日記」という形式のブログに載せて読んでもらうのが、魅力あるブログのあるべき形だと思っている。
だから、筆者自身思ったことや得た知識を正直に、丁寧に書いていきたい。
「Bloggerで予算ゼロから始めるブログ運営」はこれにて終了とする。

【お詫び 〜 January, 2021】
Google Bloggerで始めたが、この度Wordpressに変更した。
こんなことを書いておいて、Bloggerに関する記事が意味なさなくなってしまうかもしれないことをお許しいただきたい。
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