執筆時点で、このブログの検索ワード1位は、「blogger(Googleのレンタルブログサービスのこと)」だ。
大したアクセス数もなく、さほど深く掘り下げて記事を書いているわけでもないのに、常にどなたかこのキーワードでアクセスしてくれる。
「blogger」で検索・アクセスしてくれるなら、どんどんGoogle Blogger(以後Bloggerと記載する)関連の記事を書けばよいはずだが、正直いってこれ以上Google Bloggerについて書くことはないように思える。
にもかかわらず、アクセスしてくれるのはなぜだろうか?
そもそもGoogleのブログサービス「Blogger」とは?
Bloggerは、1999年に始まった無料レンタルブログサービス。当初はサンフランシスコの、とある会社が始めたサービスだが、2003年にGoogleによって買収されたもの。
つまり、もともと米国発信のブログサービスということを、まず覚えておきたい。言い換えれば、日本国内での丁寧な解説やフォーラム、ヘルプなどが充実していないブログサービスということだ。
現在の月間訪問者数は約8400万人。国内で無料ブログサービス・トップシェアのAmeblo(約2億2000万人)やFC2ブログ(約2億3000万人)と比べると、大分少ない。
とはいえ、アドセンスやアフィリエイトなど収益化に良いとされている、はてなブログ(約8100万人)とは大差がない。
以下の記事でも日本でのBloggerの位置づけを少々書いているが、人気があるブログサービスとは言えないだろう。
Bloggerの公式サイトでは、およそ不親切な案内しかない。ヘルプセンターはGoogleらしい内容で、わかる人にはわかるだろうが、筆者にはかえってわかりにくい。
だが、最近Blogger利用者が少しずつではあるが増えているような気がする。だからこんなブログでも、訪れてくれる人がいるのだろう。なぜ利用者が増えているのか?
その理由は、無料にもかかわらず、ブログサービス側の広告が一切ないことと、アドセンスの申請が簡単なこと。
ブログ初心者には、大変便利な機能である。その他独自ドメインが管理画面から申請できることも、Bloggerの利点だろう。
一方、欠点としては、資産として半永久的に続けられるWordpressとは違い、Bloggerが終了してしまえばどこかへ引っ越しするしかない。だが、今のところこのサービスが終了する兆しは見えない。
企業が副業を認めるようになって、ブログで稼ぎたいという人が増えていることも、とっかかりやすいBloggerから始めよう、という人が増えている理由のひとつだろう。
Bloggerの解説記事が無意味な理由
だが、Bloggerでブログを始めて1年半、すでにBloggerに関するネタは切れた。
WordPressとは違って、テーマもプラグインも少ない、日本でのフォーラムもあるのかどうかわからない。一時Google+でそのようなものが出来たのだが、2019年4月をもってGoogle+が終了したため、そのフォーラムも自然消滅してしまった。
WordPressの解説記事を中心に書いていれば、おそらくネタがたくさんあることだろう。自分自身も使ったことがあるのでよくわかるが、とにかく難しい。
難しいから解説記事を書き放題なのが、Wordpressだ。
テーマは探し切れないほど、機能ごとに豊富なプラグイン、アップデートのたびに起こるバグやその対処法など、ブログで紹介できることは山ほどある。
我がブログの師と仰ぐ「バズ部」も、Wordpressでブログを書くことを勧めている。もっとも「バズ部」はCMSを中心に解説しており、広告収入を得るための記事は一切書いていない。
蛇足だが、「バズ部」のサイトはブログ運営についてきっと役立つだろうから、参考にしてほしい。
一方Bloggerは、オリジナルのテーマは2018年に刷新されたものの数は少なく、プラグインと呼べるガジェットは使い物にならないものばかり。レイアウトは、やたら面倒臭いxmlファイルで編集するのが最も効率的な方法だ。これではブログ初心者は寄ってこないだろう。
当ブログでも紹介した、日本語Bloggerテーマ「ZELO」シリーズは、今年6月に販売が終了されたようだ。このテーマは当ブログも使用しているので、普及されなくなったのは大変残念に思う。
もう一つの日本語Bloggerテーマ、Vaster 2は、個人的な感想だがレスポンシブの際体裁が崩れることが多いように思えたので、使用をやめた次第である。
【2019-9-10 追記】
販売が終了していた日本語Bloggerテーマ、Orange ZELO及びPrime ZELOは、9月8日付で作者ひろさんのnoteにて再度販売が開始された。これで再びBlogger最強テーマ、ZELOシリーズによってBlogger利用率が増えることだろう。詳細は以下から
https://blogger-nav.blogspot.com/2019/09/blogger.html
テーマもガジェットも目新しいものが誕生しないのだから、Bloggerについての新たな解説記事は書きようがない。なので、あれこれBloggerについて書くことはこれ以上無意味だと感じた。
だが、Bloggerの利点はそこにある。
レイアウトやカスタマイズに時間をかけることなく、記事を書くことに集中できる。だから、Blogger利用者は誰も、執筆に専念したほうがいい。
執筆に専念するならば、Bloggerでブログを開設できればそれでよいのだから、これ以上の解説記事はもはや無用のはずである。
Bloggerはアドセンスに特化したブログサービス
人によってブログを書く目的は様々だ。Bloggerを利用しようとする人は、おそらくアドセンスによる収益化が目的のひとつだろう。1年半ほどではあるが、アドセンスは広告の配置をあれこれいじっても、それで収益が上がることはないということが分かった。
アドセンスはとにかくPV数だ。
そして、Bloggerはアドセンスに特化したブログサービスだ。
それならば、体裁をあれこれカスタマイズするより、ひとつでも多く良質な記事を書くことの方が近道だと考える。

【お詫び 〜 January, 2021】
Google Bloggerで始めたが、この度Wordpressに変更した。
こんなことを書いておいて、Bloggerに関する記事が意味なさなくなってしまうかもしれないことをお許しいただきたい。
コメント
いつもこっそり読ませて頂いております。
実はここのブログを拝見してBloggerでブログを始めたんです。
これからも更新を楽しみにしています!
有難うございます。これからもよろしくお願いします。
Blogger側の広告表示がないのは凄いメリットですよねー!
はじめまして。
Bloggerのブログでアドセンス審査合格を目指している者です。
こちらのブログを興味深く読ませていただいています。
Bloggerのブログは、アドセンス審査に大変時間がかかる、とよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。
インデックスされないとか、クローラーがなかなか回ってこないから、などとも言われ、Bloggerブログは審査で後回しにされているような観があります。
flightさまがBloggerブログでアドセンス審査で合格された際のことなどを、是非とも記事にしていただけたら大変ありがたいのですが、よろしくお願いいたします。