中野のはなし 3 - 中野大好きナカノさん

さくら祭りの中野通り
【桜祭り中の中野通りから見た景色】
久しぶりに中野のはなしである。一年中話題に耐えない中野だが、桜の季節が近づくと中野は徐々ににぎやかになる。それにあわせて心もどこかウキウキしてくる。
しばらく中野について書いていなかったので、最近気が付いたことなどをあれこれ書いてみよう。

「中野大好きナカノさん」って?

最近あちこちでこんなタイトルのポスターを目にする。

「中野大好きナカノさん」ってなんのこと?

と思ってネットで調べてみると、中野区公式のシティプロモーションサイトらしい。サイトの作りはアニメとオタク文化の街中野らしく、フィギュア(人形)が大好きな町中野に来た、という体のようだ。しかし、まだプロジェクトが始まったばかりで、サイトの中身は充実していない。今のところ、区内の飲食店に手のひらサイズ版の「ちびナカノさん」をおいているとのことだが、まだ筆者が訪れた店では見かけたことがない。きっとこれから目にする機会があるだろう。

中野大好きナカノさん

中野区の新しい仲間 "ナカノさん"の公式サイト。中野で出会った素敵な人や、場所などをSNSで発信していきます。

2018年の中野区長選挙で、長らく区長を務めた田中大輔氏に代わって当選した酒井直人氏のもとで始まったこのプロジェクトでは、中野区の魅力を発信するとともにあらゆる個性を受け入れる街ということをアピールしていくようだ。
そういえば、中野区は渋谷区、杉並区に続き同性婚をいち早く承認した自治体だ。また上述の通り、かつてはオタク感が強かった中野が、中野ブロードウェイをはじめとした象徴的なカルチャー発信拠点になってきていることを後押ししていくことなのだろう。
区長が変わったことで、前区長が行ってきた中野区政が変わりつつある。例えば、中野駅前の再開発計画に入っていたアリーナ新設といったことは現酒井区長により見直しとなった。やたらと箱モノをぶち上げる行政は興味が失せるが、地元にそんなものが出来るのは、ちょっと見てみたい気もした。
また、近所の平和公園を改修してバーベキューサイトを新設するという計画に少し期待を持っていたが、それも新区長によって見直しとなった。

個人的には少しがっかりすることが多いが、そればかりではない。最近、中野はとても国際的になってきた。普段の買い物などで出かけるブロードウェイを歩いている人の半数は、外国から来た人ではないかと思うくらいだ。また、ひと頃より子供が増えたように思う。子供だけではない。明らかに人が増えた。四季の森公園のようなファミリーが利用しやすい環境が増え、また大企業や大学を誘致したことによって人口流入が増えたためだ。
人口が増加すれば税収も増える。ふるさと納税の規定が変わって苦しむ自治体が多い中、中野はそれに頼らない自治体になりつつある。

四季の森公園

四季の森公園
【中野四季の森公園(一部ぼかし加工済み)】
久しぶりに自宅に近い平和の森公園に散歩に出かけたら、440mトラックがある広場の方が改修工事中のため中に入ることが出来なかった。この公園が出来たころ植えられた桜の木がやっと見頃になり、今年もここでお花見と思っていた矢先だ。
一方、駅前再開発の一環としてできた四季の森公園に植えられた桜は花見に適した大きさへと育った。今年の花見はここがいいだろうと思いきや、最近は週末になると各種イベント会場として使用されたり、普段の週末でも天気が良い日には上の写真のようにピクニックをする人で混み合うようになってきた。

東京の桜の名所としては目黒や国立などが有名だが、中野もそこそこの人気のためその季節には非常に多くの人でにぎわう。それに加えて一年中何かしらのイベントが行われている四季の森公園は、花見には適さないのだろうか。新井薬師公園や平和の森公園が我が家の花見の定番だったので、四季の森公園についてはよくわからない。

哲学堂公園

中野駅周辺の大きな公園は四季の森公園、あまり行かない南口のもみじ山公園、近所の平和の森公園あたりだが、少し北上すると哲学堂公園がある。ここは妙正寺川沿いに佇むこんもりとした小山に位置する。東洋大学の創始者井上円了が、歴史上の4哲学者のために建てた四聖堂を哲学堂と称して建てたのが始まりの、哲学にまつわる石碑やらがある公園だ。
哲学堂公園 - 中野区立哲学堂公園のサイト
ここでは東京にいながら、様々な生物や植物を見ることが出来る。このブログで始めた松ぼっくりから黒松のミニ盆栽を作る記事は、実はこの哲学堂公園で採取した松ぼっくりだ。春にはもちろん花見も出来る。
そして大人になるとあまり気が付かないつくしを見ることが出来るのは、哲学堂公園と平和の森公園だ。

なんにせよ、大きな公園と再開発による企業誘致によって中野は人が増えた。特に若い子供連れのファミリーが増えたような気がする。
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