SOHOによる旅行会社の作り方12 - 自分で会社のウェブサイトを作る

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旅行会社に勤務していて、何らかの理由で独立・起業したいと考える人は多いだろう。そのとき目の前に立ちはだかる課題とは何か?例えば資金繰り、危機管理、顧客獲得方法など、サラリーマン時代にはあり得なかった課題がいくつもある。自分自身15年以上SOHOで会社を運営してきて、会社という組織から抜け出し自由にやりたいことが出来る環境を体験したので、一度独立・起業を考えた人には、自分の目の前にある課題を一つずつクリアして同じ達成感を味わってほしい。
今回は数ある課題の中から、自分で会社のウェブサイトを構築するにはどうしたらよいか、考えてみたいと思う。

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ウェブサイトは会社の顔

ウェブサイト構築の技法や方法の前に、「ウェブサイトは会社の顔」であることを再度認識してもらいたい。実店舗でいえば旅行カウンターだ。通常の旅行会社カウンターなら、自社で取り扱っているツアーのパンフレットを置き、スタッフがいつでも来客に応えられるようスタンバイしている。ウェブサイトはそれをネット上に展開するものだ。

また、実店舗を置いて直接お客様と接するタイプなのか、それともウェブサイトですべて展開するのか、運営していく会社形態によってもウェブサイトの内容は変わってくる。しかし少人数が基本のSOHOという形態上、実店舗を置いて運営していくのはあまり意味がない。となれば、ウェブサイトで集客、出来ればそこで予約申し込みまでできるようにするのが望ましいだろう。

そして会社の顔であり、旅行カウンターを兼ねるウェブサイトに掲載する内容はどういったものが適切か?基本の構成は、
  • 会社概要、旅行業登録票、会社へのアクセスなどインフォメーション
  • 得意とする商品があれば、それを紹介するページ
  • 取り扱うディスティネーション別情報
  • その他(必要に応じて)
といったところだろうか。参考までに、手前みそではあるが当社ウェブサイトをご覧いただきたい。

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当社は第3種旅行業なので、ウェブサイトで募集型企画旅行を掲載することはできない。できるのは受注型企画旅行につながるもの、又は手配旅行に関するものだ。それだけでも15年間ウェブサイト中心に行ってきて、これだけページが増えた。当社はカウンターを設けておらず、従ってお客様も一切来客しない。だが、細々とではあるが旅行申し込みをウェブサイトをもとにして受けている。
ウェブサイトで申し込みを完結し、決済までできるようにしておくのは望ましいことだが、SOHOの会社ではそこまでしなくても良いだろう。肝心なのは、自社で何を得意とし、どういった旅行を提供できるのかを明確に示すことだ。

これを参考にしていただき、まずはウェブサイトに掲載する内容を徹底的に吟味して決めておいてほしい。

ウェブサイトの知識がなくても作ることはできる

自社ウェブサイトを構築する方法は、大きく分けて2つある。それは、
  1. 一からウェブサイトの基本、htmlを勉強して作る
  2. ブログサービス(CMS:コンテンツ管理システム)を利用して作る
だ。
一昔前までは1の方法が主流だった。ある程度知識がある人は、「ホームページビルダー」などのウェブサイト作成ソフトを購入・パソコンにインストールし、ソフトの力を借りて作ることが出来るだろう。また、今はコストをかけなくても無料のホームページ作成ソフトはたくさんある。それでひとつひとつページを増やしていけばよいだけの話だ。

だがそんな知識もない人はどうするのか?その場合、2のブログサービスを利用してブログをホームページ風に作っていくことだ。
ブログサービスは正式にはコンテンツ管理システムと言い、

「HTMLやCSSのようなWebサイトの制作に必要な専門知識を必要とせず、テキストや画像などの情報を入力するだけで、サイト構築を自動的に行うことが出来るシステムのこと」
SEO HACKSより引用)

つまり、htmlの知識がなくてもウェブサイトを作れるサービスのことである。
筆者自身が独立・起業した頃と今では、ウェブサイトを取り巻く環境はガラッと変わった。ブログサービスを利用してホームページ風に自社サイトを簡単に作れるようになった。

では、ブログサービスを利用したウェブサイト作りとは具体的にどういったことなのかを説明しよう。
ひとくちにブログサービスと言っても、今ではたくさんありすぎてどれを選んだらよいか迷ってしまうだろう。はてなブログ、アメブロ、このブログを作成しているGoogole Bloggerなどさまざまだが、会社の顔となるウェブサイトを作るにはどれが最適か?

その答えはWordpressを利用することだ。

現在ネット上にアップされているウェブサイトの約30%がWordpressをもとに作成されていると言われ、ウェブサイト作成の主流になりつつある。オープンソースのソフトなので利用自体は無料だ(別途レンタルサーバー料金がかかる)。
なぜWordpressが他のブログサービスに比べ、ウェブサイト構築に最適なのか?それは
  • 自由にカスタマイズしやすい
  • ウェブサイトのように固定ページをトップページにおくことが出来る
  • レスポンシブデザインに対応
等が挙げられる。この中で最大の特徴は「ウェブサイトのように固定ページをトップページにおくことが出来る」ことだ。他のブログサービスで作成されたブログのトップページは、必ずと言っていいほど記事一覧になっていて、一般的なウェブサイトのようにトップページの体をなしていない。しかし、Wordpressでは固定ページをトップページに据え置いて、「会社の顔」となるべきページを最初に表示させることが出来る。
その他のブログサービスでも固定ページを利用できるが、トップページを作成できるブログサービスは今のところWordpressを除いて他に知らない。

ちなみに我がCMSの師ともいえる「バズ部」では、丁寧にWordpressを利用したウェブサイト作りを紹介しているので一度訪れてみてほしい。

初めてのWordPressで集客できるブログを作るまでの使い方まとめ
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SNSは欠かせない

首尾よくウェブサイトを構築することが出来たら、各SNSに登録することを忘れないでほしい。今やウェブサイト戦略はSNSなしには語れないほど、自社のアピールには必要不可欠だ。新商品をサイトにアップしたり、新しい記事を書いたら必ずSNSで紹介し、拡散する。またSNSを入口にしてウェブサイトへ誘導する。

ウェブサイトは日々修正、更新の繰り返しだ。そしてそのたびにSNSで広めることが大事なのだ。今や必要な知識はhtmlやcssではない。ウェブサイトはあくまで手段のひとつであって、いかに自社をアピールするか、その手腕のほうがはるかに大切であることを忘れないでほしい。SNSを利用したウェブサイトでの集客法については、後日改めてご案内したい。

そしてもうひとつ、本業の旅行業を忘れるべからず、だ。ウェブサイトの更新、修正、それにあわせたSNS管理ともなると、本来なら会社に1人ウェブマスターをおかなければならないほど忙しくなる。それに関わりすぎて、本業がおろそかになってしまってはなんのためのSOHO旅行会社かわからなくなってしまう。実際当社も今は旅行業とウェブサイトに関する作業が半々くらいを占めている。しかしながら、全ては旅行商品を販売するためだ。そこをバランスよくやっていくことが必要だと思う。

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