Googleアドセンスの審査を受けるにあたり、プログラムポリシーやコンテンツポリシーをいやというほど頭に叩き込んでブログを作成した。これに引っ掛かれば承認を受けることが出来ない、と思い、当たり障りのない記事になったような気がする。
しかしそれでは読んでもらえるブログには育たない。晴れてアドセンスの承認を受けてはや2ヶ月近くたったが、そろそろ味のある記事を書いていきたいと思い、再度コンテンツポリシー、特にアルコールと喫煙に関する禁止ポリシーについて検証してみた。
禁止ポリシーとは
Googleアドセンスのヘルプページでは、コンテンツポリシーについて以下の通り記述している。
サイト運営者様は、コンテンツ ポリシーに違反するコンテンツが含まれるページで AdSense コードを使うことはできません。これには、アダルト コンテンツ、衝撃的なコンテンツ、人種差別を奨励するコンテンツなどが含まれます。詳しくは、禁止コンテンツに関する記事をご覧ください。
Google 広告が掲載されるページには、以下を含めることはできません。
- ポルノ、アダルト、成人向けのコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- ご自身や他者を脅したり、危害を加えるよう促したりしているコンテンツ
- 個人または個人で構成される集団を中傷、威嚇、攻撃しているコンテンツ
- 人種、民族、宗教、障害、年齢、国籍、従軍経験、性的指向、性別、性同一性など、組織的な人種差別や疎外に結び付く特性に基づいて、個人または集団の排斥を促したり、差別を助長したり、誹謗したりしているコンテンツ
- 過度に下品な言葉使い
- ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
- 望ましくないソフトウェアのポリシー(英語)に違反するソフトウェアやコンテンツ
- 不正なソフトウェアやアドウェア
- 違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
- 絶滅危惧種から作られた製品を宣伝、販売、広告するコンテンツ
- アルコール飲料のオンライン販売
- タバコやタバコ関連商品の販売
- 処方薬の販売
- 武器および兵器や弾薬(銃火器、銃火器のパーツ、戦闘用ナイフ、スタンガンなど)の販売
- 授業や講義の課題や提出物の販売、配布
- ユーザーに報酬を提供することで、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの閲覧を促すプログラムに関するコンテンツ
- その他の違法なコンテンツ、違法行為を助長するコンテンツ、他者の法的権利を侵害するコンテンツ
また、主なコンテンツに AdSense 未対応の言語が使われているページで AdSense コードを使うことはできません。」
(Adsenseヘルプより引用)
だいたいが一般常識で考えればおよそ記事では書かないだろうという内容なのだが、以前からアルコールと喫煙について記事に書いてはいけない、というのは腑に落ちなかった。
アルコール、喫煙に関する記事は全てNGか?
アドセンスの承認を受ける前に、様々な人のブログを読んだ。一様にアルコール、喫煙に関する記事はNG、もしくはポリシーに準拠するにしても書かないほうがいいと書いてあった。なのでその通りにしてきた。
しかし大人だもの、嗜みや趣味としての記事は書きたいし、全て広告主にとって「悪」とは思えない。どちらも嗜好品として人気があることは確かだ。そこでもう一度注意して読んでみよう。
- アルコール飲料のオンライン販売
- タバコやタバコ関連商品の販売
どちらも「販売」または「宣伝」について禁止しているのだ。
アルコール記述について
さらに禁止コンテンツについて詳しい記述を見ると、アルコールについては、
- アルコール飲料のオンライン販売。
- 過度の飲酒、暴飲や飲み比べ競争を好ましい行為として描写するなど、無責任な飲酒の奨励。
を禁止している。そして許可される例としては、
- バーやパブの店舗案内
- アルコール飲料会社がスポンサーになっているイベントを宣伝するページ
- アルコール関連ブランドの商品を宣伝するページ
- アルコール飲料の製造に関連する情報を提供している、またはそれに関連する商品を販売しているページ
(Adsenseヘルプより引用)
と記載されている。つまり、全てのアルコールに関する記述がダメというわけではない。例えばビールの醸造やウィスキーなど蒸留に関する情報提供は問題ないということになる。そしてなぜだか、多くの人が書いているのは、ビールは微妙だがワインは問題ない(もちろん販売や宣伝ではないが)ということ。これがいまだに理解できていない。
旅行業を営むものとしては、アルコールに関する記述は結構ある。ワインについてはフランスやイタリアなどのワイナリーめぐりや、飲み物として紹介することは多々ある。また、イギリスをはじめウィスキー蒸留所めぐりが旅行先として人気だったり、ビールの醸造所へ行きたいという人は多いはずだ。
だが、この点については問題ないことが分かった。
喫煙の記述について
一方、喫煙についてはより厳格なようだ。
許可される例は、
- 禁煙に関する情報ページ
- タバコ関連商品を販売しない情報ページ
のみ。「主にタバコ関連商品(葉巻、巻きタバコ、電子タバコ、噛みタバコ、巻紙)を販売しているページ」はNGとなる。
(全てAdsenseヘルプより引用)
これを旅行業に当てはめてみると、例えばキューバへの旅行には葉巻工場を訪れるなど、観光要素として立派に成り立っているものがあるのだが、それもGoogleさんはだめというのだろうか?
全ては広告主のため?
ブログをどう構成していくかによるのだが、アドセンスの承認を受けた限りは広告主が絶対だ。もし自分が広告主なら、どのようなことを嫌うかを考えるべきだと思う。
これを踏まえ、このブログでは旅行業の扱いとして問題ないと判断したものについては、記述していくことにした。例えばグルメに関する記事では、食事の友としてのワインやビールについて、また蒸留所や醸造所めぐりに関する記事は今後掲載していこうと思う。
もしそれで禁止ポリシーに引っ掛かるようであれば、適宜直していくしかない。この記事を自分自身の備忘録として覚えておきたい。
誰かが書いていた、「アドセンスで承認を受けるには『小学生が読んでも問題ない記事を書くこと』だ」と…。
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