SOHOによる旅行会社の作り方7 - ウェブサイト制作

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SOHOで旅行会社を運営していくにはどうすればよいか?開業以来15年間、自ら試行錯誤してきたことをこのブログであれこれ綴ってきた。15年は短いようで長い。もっと書くことはいろいろあるのだが、旅行業へ進む人たちの何らかの指針にしていきたい。
ここまでは開業までに行ってきたことを中心に書いたが、今回は運営の核ともいえる当社のウェブサイト制作について書いてみようと思う。基本は「いつでも低コスト、自分でできることは自分で」だ。

サクサクかきあげ君

プロバイダーは開業以来@niftyを利用している。インターネットによるセールスがSOHOには不可欠と考え、まずはプロバイダーに加入してネット環境を整えなければならない。これまでに書いた通り、前職の会社を退職してから開業までわずか3か月の間に全てを整えなければならないため、コピー会社とのリース契約の前にノートパソコンを1台購入し、個人で@niftyに加入した。どのプロバイダーが会社運営に適しているかなんて考える余裕はなく、その時知っていたプロバイダーに加入しただけのことだ。

開業した後すぐにホームページが必要と考え、さてどうしたものかと思案した。前職の会社でホームページ制作の真似事みたいなことは行ったことがあるので、ホームページ作りが何たるかはぼんやりと理解していた。しかし自分で一から構築することは経験したことがない。そのとき@niftyのトップページを見ていたら、ホームページ作成に関する「@homepage」というページがあった。見てみるとホームページの登録から作成まで初心者向けに丁寧に解説してあり、その中で「サクサクかきあげ君」という、@nifty独自の無料のホームページ作成ソフトの紹介があった(現在はこのサービスは終了している)。いわゆるWYSIWYGウェブ・オーサリング・ツールの簡易版だ。まだhtmlがなんたるかをまるで分っていなかったので、パソコンの画面に表示されるのと同じような画面でページ編集が出来るWYSIWYG形式のソフトは、初心者には助かる限りだ。さっそくそれでホームページを作成することにした。ちなみに一番最初のURLは独自ドメインではなく、http://homepage3.nifty.com/〇〇〇だったと記憶している。

最初のホームページは、前職から取り組んでいたヨーロッパ・スケッチツアーの添乗日記から始まった。とにかくヨーロッパのあれこれを書いて、オーダーメイド旅行作りを知ってもらうことが大事だったからだ。その後少しずつ、「オーダーメイドの旅行ならこんなことが出来る」という旅行プラン例を少しずつ掲載してページを増やしていった。

独自ドメイン取得とMicrosoft Expression Web 4に至るまで

ページが増えてくると、もう少し体裁を整えなければ恰好がつかない。それには「サクサクかきあげ君」では役不足になってきた。基本方針の出来るだけ低コストを考えたら、ホームページ・ビルダーのような有料のオーサリングソフトを購入する選択肢はない。そこでネット上で「ホームページ作成 無料」と検索してみると、結構な数のソフトが見つかる。その中から超初心者用ソフトと銘打っていたHomepageManagerを選んでダウンロード。これは「サクサクかきあげ君」とあまり仕様が違わず、使いやすかった。今でもこのソフトのウェブサイトが残っていて、ダウンロードが可能なのがすごい。
そしていつまでもniftyの名前がついたURLでは検索ランクが上がらないため、@niftyを通して独自ドメインを取得することにした。

この頃からやっとhtmlを理解できるようになり、今までるWYSIWYG画面で編集してきたhtmlが、実は余計なゴミがたくさんページ内にあることがわかるようになった。ページ上では何の問題もないが、消し忘れのタグや余計なスペースなどが実にたくさんあったのだ。
そこで、HomepageManagerの次により使いやすく高機能なWYSIWYGウェブ・オーサリング・ツールをさがすことを考え、Kraftworks(今は存在しない)のalphaEDITに辿りついた。これはWYSIWYGウェブ・オーサリング・ツールとしてはとても使いやすく、高機能だった。画面上でWYSIWYG画面とコード画面の切り替えがしやすく、コード画面でページ上のゴミを掃除したのちWYSIWYG画面ですぐにレイアウトが確認できた。今でも十分使用に耐えうると思うのだが、残念ながらWindows XP以降のOSに対応していないことが判明した。XP終了後も使い続けることが出来、かつalphaEDITと同様に使いやすいWYSIWYGウェブ・オーサリング・ツールを早急に探さなければならない。その候補としては
が挙がったが、どれもhtmlに余計なスペースや改行が入ったりと使い勝手はよくない。またalphaEDITでは無料で使えた機能が主に有料だった。
その後も引き続き無料にこだわって探し続けたところ、マイクロソフトのExpression Web 4というオーサリング・ツールが開発終了となり、無償配布していることを知った。これを使わない手はない。すぐにダウンロードし、使い始めた。結果alphaEDITより使い勝手がよく、さらに高機能で、それ以来現在もMicrosoft Expression Web 4を使い続けている。またちょっとした手直しなら、テキストエディタですぐに直せるくらいの知識が身についた。

ウェブサイトの目的

ウェブ制作に関するソフトのことばかり書いたが、ウェブサイト制作というものがどんなものかわかるようになってくるにつれ、デザインにもこだわるようになった。現在のウェブサイトはヴァージョン5だ。主にメニューをどこ(サイドメニュー、又は上部のメニュー)に置くかにこだわり、またPCサイトとスマートフォンサイトを用意するなど、ユーザーの使い勝手を中心に変更してきた。同時にSEOについて考えるようになり、それによってhtml4.01からhtml5に変更してレスポンシブデザインにした。その他SEOについて出来ることはあれこれやってみたが、今でもどうしたらアクセス数が伸びるのか、その正解には至っていないと思う。
だが、これだけは言える。当社のウェブサイトは誰かに作ってもらったものではなく、完全に自分達で制作したものだ(一部メニューなどのパッケージ化されたjavascriptを利用させてもらってはいるが…)。

現在はCMS(コンテンツ管理システム)でウェブサイトを作るのが主流になった。htmlを知らなくても、ホームページは誰にでも簡単に制作できる。
しかし、小手先の制作方法うんぬんよりも、旅行会社としての本来の目的は「良かったと言われる旅行を作り続ける」こと。それによって売り上げを伸ばし、その結果としてより良いサービスが提供できるようになり、それを繰り返しながら会社を長く存続させることだ。
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