Google Bloggerは他のブログサービスと比べると、違う点が多々ある。これからこのブログサービスでブログを書いていくにあたり、まずは機能をよく知った上でカスタマイズしていくことが必要と感じた。
ラベルはパンくずリストになる
Bloggerはカテゴリーの代わりに「ラベル」という機能がある。このラベルは、記事の内容によってカテゴリー分けをするもので、これで記事をソートする。この記事のタイトル下、更新日の横についている「Blogger」というボタンが、この記事のラベルだ。
一般的なウェブサイトやブログの場合、SEO対策として「パンくずリスト」というものを用意する方が良いとされるが、Google Bloggerにはそれがない。
それはなぜか?
そもそもパンくずリストは、訪問者がサイト内で迷子にならないよう、今どのページを見ているかがわかるようにするためのものだ。例として筆者が運営する会社のウェブサイトを紹介する。どのページにもパンくずリストがページ上部(スマホの場合はページ最下部)に表示されている。
通常、サイトの構造はGoogleの「検索エンジン最適化スターターガイド」の10ページに書かれているような図のようになっている。企業のウェブサイトなら、2層あるいは3層まで深く入り込んだページもあるだろう。こんな時はパンくずリストが役に立つ。
しかし、個人的なブログでこのように何層も入り込むようなページ作りは、そもそも奨励されない。そこでパンクズリストを作成しても、結局トップページに戻るような意味のないパンくずリストとなる。それならGoogle Bloggerのラベル機能で十分だ。SEOの世界で圧倒的なシェアを持つGoogleが運営しているブログサービス、Google Bloggerでは、パンくずリストは要らないという結論になったのだと思う。
さて、Google Bloggerにおいて、ブログ訪問者にわかりやすくするには、2カラムのブログの場合下画像のようにサイドバーにガジェットでラベルの一覧を表示しておく。
作り方は簡単で、管理画面から「レイアウト」を選び、サイドバーの「ガジェットを追加」を選ぶ。
ラベルの表示形式や並べ替え方法を指定したのち保存すれば、サイドバーに表示される。
また、このラベルはナビメニューとしても利用できるので是非利用したい。PCの場合はブログ上部に、スマホの場合は左上のハンバーガーボタンをクリックすると、ラベルがメニューとして機能して表示される。
SEO対策は「設定」でカスタマイズ
Discriptionメタタグ
上述のGoogleの「検索エンジン最適化スターターガイド」は、サイト運営初心者にとって必須事項が書いてある。
この中に書かれているDiscriptionメタタグは、ウェブサイト運営者なら必ず知っている重要事項だ。これもGoogle Bloggerなら簡単に設定できる。
まずブログ自体のDiscriptionメタタグは、管理画面の「設定」→「基本」を選び、一番上のタイトル下、「説明」でブログの概要を書いておく。これが、ブログ全体のDiscriptionメタタグとして登録される。
記事ごとのDiscriptionメタタグは、記事投稿画面で「検索向け説明」に記事の概要を書いておけば、それがDiscriptionメタタグになる。その際、記事ごとに設定したキーワードを必ず入れておけば、検索されやすくなる。
スターターガイドの8〜9ページに書かれている「分かりやすいURL」については、記事投稿画面で「パーマリンク」を利用する。ここに、記事の内容に沿ったキーワードなどを入れた英文のURLを設定すれば、これもSEO対策となる。
カスタム404ページ
何らかの理由で削除した記事を検索された場合、そこから以下に他のページを訪れてもらうようにするか、それを実現するのが「404ページ」だ。訪れたページが存在しない場合、単に
「このページは存在しません」
と表示されるよりも、
「申し訳ございません。あなたがアクセスしようとしたページは削除されたかURLが変更されています。お手数をおかけしますがトップページから、もしくはサイトマップからもう一度お探しください」
と表示された方が、訪問者のサイト内滞在時間がより長くなり、これがSEO対策になる。
この「404ページ」は、「設定」→「検索設定」の「カスタム404ページ」の「編集」をクリックして文章を書いて保存することで用意できる。
まとめ
他のブログサービスにあるようなパンくずリストを無理に設定しなくてもラベル機能を利用したり、管理画面に表示される各種設定をすることで、ウェブサイトを管理するような複雑で様々なSEO対策が簡単にできるのがGoogle Bloggerの利点だ。
本格的にブログを書くならWordpressと書いている人が多いけれど、Google Bloggerでも本腰を入れてブログを書くことはできる。いや、むしろ記事を書くことに集中できる、優れたブログサービスだと実感する。
これでじっくりと記事を書く環境がそろった。

【お詫び 〜 January, 2021】
Google Bloggerで始めたが、この度Wordpressに変更した。
こんなことを書いておいて、Bloggerに関する記事が意味なさなくなってしまうかもしれないことをお許しいただきたい。
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